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タイトル | ふるさと納税を活用した県内周遊体験ツアー |
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施策・事業名称 | まるごと埼玉!魅力体験事業 |
都道府県名 | 埼玉県 |
分野 | 地域振興・まちづくり |
事業実施期間 | 平成30年3月1日~令和2年3月31日 |
施策のポイント |
ふるさと納税制度は創設から10年が経過し、広く国民に利用されるようになった。しかし「返礼品競争」という言葉に代表されるように、自治体間の競争の苛烈化が問題視されている。今回の取組では、逆に県内市町村が連携し、広域エリアとして交流・関係人口の増加による地域振興を図るものである。 個々の市町村では、実際に訪問してもらう体験型返礼品を採用しているところは既にあるが、県と市町村が連携し、寄附者が広域エリアの複数市町村を巡り各地の魅力を体験できるツアー型返礼品を作成・PRすることは、全国でも例を見ない取組である。県外の方に本県の魅力を体験してもらい、ひいては将来的な移住・定住につなげることを目的とする。 |
内容 |
1.現状 国勢調査によると、埼玉県の人口は平成22~27年の5年間で1%増加しているが、県南の一部の市で増加しているものの約6割の市町村で減少している。人口減少対策はまずは交流人口を増やすこと、埼玉県に来てもらうことが先決である。 また、県内市町村への寄付額は約26億円、ふるさと納税に係る寄付金税額控除額は約56億円となっており、約6割の市町村において、寄付金受入額より控除額が大きい流出超になっている。 2.事業のねらい ふるさと納税を活用した交流人口の増加による地域振興及びふるさと納税のPRによる市町村歳入アップを図る。 3.周遊・滞在プランの作成 参加を希望する39市町と「ふるさと納税の体験型返礼品を活用した地域振興検討会議」を平成30年3月に設置。第1回会議を3月16日に開催。 会議では、首都圏に位置し、都内から日帰りもできる距離という埼玉県の強みを生かし、「来て見て味わい埼玉を体験する」返礼品を組み合わせ、複数市町村を周遊・滞在するプランを作成する。 周遊・滞在プランを通じて、寄付者の人々に本県の魅力を体験してもらい、ひいては将来的な移住・定住につなげていく。 4 県と市町村の役割 ・市町村 新たな体験型返礼品の発掘及び既存の体験型返礼品のブラッ シュアップ ・県 複数市町村の体験型返礼品の周遊ツアーの作成 周遊ツアーのPR及び寄付者が利用しやすい寄付手法の検討 5 今後の展開 ・既存の体験型返礼品の詳細情報(利用できる時期・人数等)を整理 ・新たな体験型返礼品の開発 ・複数の体験型返礼品を組み合わせた周遊コースの作成 ・効果的なPR方法及び寄付者が利用しやすい寄付手法の検討 ・周遊コースツアーの試験的実施・本格的実施 |
本件問合先 | 企画財政部地域政策課 |
048-830-2771 | |
a2760-02@pref.saitama.lg.jp |