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タイトル | 安全で楽しい登山の推進に向けた「信州 山のグレーディング」の普及 |
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施策・事業名称 | 安全登山普及推進事業 |
都道府県名 | 長野県 |
分野 | 防災・危機管理 |
内容 |
1. 山のグレーディングの概要 ・登山者が、登りたい山の体力度と難易度を事前に確認し、「自分の力量に合った山選び」をすることにより山岳遭難の防止につなげるため、県内の登山ルートについて、体力度と技術的な難易度(※)を評価し、一覧化して公表。 ・本県から始まった山のグレーディングによる安全登山推進の取組は他県にも普及しており、9県・1山域に広まっている(R2.4現在)。 ・増加する外国人登山者に対応するため、英語、韓国語、中国語(繁体・簡体字)版の作成や、登山ルート図にグレーディングを反映したピッチマップの作成、体力度を自己分析するためのセルフチェック登山の実施など、グレーディング表の効果的な活用に向けた取組を推進している。 ※123の登山ルートについて、1~10の10段階の体力度、A~Eの5段階の技術的難易度で区分 2. 策定に至る背景 長野県では山岳遭難件数が平成25年まで4年連続過去最多を更新するという深刻な事態が続き、平成25年の遭難件数は過去最悪の300件(遭難者数328人、うち死亡・行方不明者数74人)に達した。 登山者の増加に伴い、「体力の低下を意識しない中高年者」や「山の怖さを知らない初心者」が県内の急峻な山岳にも訪れていることが、山岳遭難増加の一因と考えられた。 3. 主な経過 (H26.6~) ・山のグレーディングを一覧化したチラシを作成(累計7万部)し、山岳関係イベント等で周知・啓発を実施 ・県ホームページの他、各種媒体(登山専門誌、テレビ、新聞等)で情報発信 (H27.5) ・新潟県、山梨県、静岡県と合同で中央4県のグレーディングを公表 (H28.3) ・岐阜県 山のグレーディングを公表 (H28.8) ・群馬県 山のグレーディングを公表 (H29.7) ・栃木県 山のグレーディングを公表 (H30.4) ・山形県、石鎚山系(四国) 山のグレーディングを公表 |
関連 ホームページ |
https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/sangyo/kanko/gure-dexingu.html |
本件問合先 | 長野県観光部山岳高原観光課 |
026-235-7251 | |
mt-tourism@pref.nagano.lg.jp |