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タイトル 現場目線の佐賀モデル ~事業者とのコラボで ワンランク上のキャンプ場 へ ~
施策・事業名称 波戸岬(はどみさき)海浜公園キャンプ場整備事業等
都道府県名 佐賀県
分野 行政改革分野(住民・事業者視点)
事業実施期間 平成29年4月1日~平成30年7月27日
施策のポイント ○ 玄海国定公園内に位置する波戸岬海浜公園は、東松浦半島の北端に位置し、玄界灘を眺めるロケーションが最高で毎年、多くの観光客で賑わう観光スポットであり、この一角に1973年県営キャンプ場を整備。
○ 利用者は、1998年をピークに減少傾向にあり、利用者の低迷が続いていた。
○ こうした中、国の地方創生政策を契機に、新たな利用者の確保を図るとともに、リピーターを増やし、「九州最強の公営キャンプ場」を目指すとして、見直しに着手。
○ 利用客や民間のキャンプ場運営者等の生の声を聞き、現在のトレンドとして何が求められているか徹底的に分析し、施設整備やサービス内容を大幅に見直し。(国の地方創生拠点整備交付金を活用)
○ これまではキャンプ場の管理・運営に民間からの応募は無く、地元の市が担っていた(指定管理制度の活用)が見直した結果、現在は、全国でキャンプ事業の実績のある民間事業者が管理・運営を行っている。
○ これらの見直しにより、2018年7月28日のリニューアルオープン後は、年間を通じて利用者数、利用料収入ともリニューアル前と比べ大幅に伸びている。
内容 【住民(利用者)や事業者視点を取り入れた見直し内容】

1 キャンプ場管理者の見直し
キャンプ場運営を初めて、全国でキャンプ事業の実績の豊富な民間事業者へ指定管理委託。これにより、キャンプ初心者へも現場でキャンプノウハウをアドバイスできる体制とした。

2 キャンプ場予約方法の見直し
キャンプ場の予約方法を従来の電話受付から24時間対応の専用ホームページ受付に切り替えた。これにより、利用者は、1ケ月間の予約状況を把握できるため、空き日時に予約を入れるなど利用者の利便性向上を図った。また、昨今のグローバル化に対応するため、多言語表記を採用した。

3 情報発信の強化。
これまでの県による不定期情報発信から、専用ホームページやSNSを活用し、管理者がキャンプ場や周辺の観光なども交え、四季を通じた現場の変化を自由に情報発信できる仕組みとした。
また利用者のSNS発信もPRに効果的なため、現場でインターネット環境を利用できるよう、WiFi環境を整備した。

4 キャンプ場内の施設整備
キャンプ場内の一般サイト、オートサイトなどの区画拡張やプレミアムサイトやフリーサイトの新設など新たな整備を行った。
一般サイト17区画、オートサイト31区画・・・・・区画面積を拡張した。
フリーサイト・・・・利用者が好きな場所を選択可能なオーシャンビューのサイト。
プレミアムエリア・・完全プライベートで用途に応じた利用が可能。例:研修、パーテイ、地域活動、合宿等
専用ウッドデッキ、コンテナハウス、トイレを整備。
その他設備・・・・・24時間対応シャワー棟の整備。管理棟、炊事棟の改修

5 手ぶらでキャンプへの対応
利用者が手ぶらで来てもキャンプができるよう、テント、ハンモック、炭などキャンプグッズを整備し、県民の自然体験機会の確保を図った。

【波戸岬海浜公園キャンプ場概要】

1 所在地:佐賀県唐津市鎮西町名護屋7324
2 面 積:48,500㎡
3 設 備:一般区画、オート区画、管理棟、炊事棟、トイレ、温水シャワー
4 整備の変遷
1973年:一般サイト50区画整備
1975年:一般サイト25区画増設。累計 一般 75区画
1983年:一般サイト25区画増設。累計 一般100区画
1998年:一般サイト50区画をオートサイト35区画に転用。累計 一般50区画、オート35区画。
2018年:サイト見直し。累計 一般サイト17区画、オートサイト31区画、フリーサイト、プレミアムエリア
専用ウッドデッキ
専用ウッドデッキ
キャンプ場の空撮
キャンプ場の空撮
オートサイトの様子
オートサイトの様子
関連
ホームページ
http://www.hadomisaki-camp.jp   
本件問合先 佐賀県 県民環境部 有明海再生・自然環境課
0952-25-7080
ariakekaisaisei@pref.saga.lg.jp