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タイトル 上下水道料金の支払方法としてLINE Payを導入
施策・事業名称 LINE Payによる上下水道料金収納委託事業
都道府県名 神奈川県
分野 行政改革分野(住民・事業者視点)
内容 1 趣旨・目的
神奈川県企業庁における上下水道料金の収納方法については、これまでも、お客さまのニーズに応えるため、クレジットカード払いやネットバンキングによる収納の導入などを行い、お客さまサービスの向上に努めてきた。
近年、スマートフォンを活用したキャッシュレス決済サービスが続々と登場し、新たなお客さまのニーズが見えてきたことから、上下水道料金の新たな収納方法としてキャッシュレスサービスの導入について検討を行っていた。
「LINE Pay」が県営水道の納入通知書のバーコードについて平成30年3月にサポートしたところから、全国の水道事業体に先駆けて導入の検討を4月に開始し、8月1日からサービスを始めた。これは、将来のキャッシュレスサービスの普及を見据えた先行的な取組みである。

2「LINE Pay」の概要
「LINE Pay」は、「LINE」が提供する“スマートフォンのおサイフサービス”であり、様々な店舗やショッピングサイトなどで利用が可能なサービスとなっている。

3 主な特徴
「LINE Pay」の特徴として、お客さまは納入通知書に印字されたバーコードをアプリから読み込むことにより、コンビニエンスストア等の店舗におもむくことなく、また、店舗等の営業時間に支払いを左右されることなく、いつでもどこでも支払いを行うことができる。
また、コンビニエンスストア等で料金を支払う場合、店員に上下水道料金が入った請求書をみせることになるが、そうしたことに抵抗を感じられる方にとっては、プライバシーに配慮した支払い方法である。
さらに、「LINE Pay」の日本の登録ユーザー数は平成29年5月に3,000万人を突破しており、県営水道給水区域内においても「LINE Pay」の利用者が多数いることが見込まれ、既に「LINE Pay」を利用しているお客さまが上下水道料金納入通知書をこのサービスを通じて支払うことが期待でき、給水区域内の「LINE Pay」を利用しているユーザーであれば容易に利用可能となる。

4 成果
既存の納入通知書がそのまま利用可能であったことから、特段の大きな負担なく、お客さまの新たなニーズに対応した収納方法を導入し、サービス向上を図ることができた。
また、利便性の高いサービスをお客さまにご利用いただけるよう、速やかに導入に向けた検討を進めたことにより、国認可の水道事業者としては、全国初の先行的な取組として、サービスの利用を開始することができた。
なお、給水人口100万人以上の水道事業者の先行事例として、神奈川県企業庁が「LINE Pay」を導入したことが、コンビニや金融機関等の店舗の少ない地域を含めた全国的な他水道事業体や公共機関等の検討の後押しとなることで、今後、様々な公共料金分野でのキャッシュレスサービスの導入促進につながり、お客さまサービスの向上につなげられることが期待される。
関連
ホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/r4a/tetudukigaido/siharai.html#linepay
http://pay-blog.line.me/archives/74562305.html
本件問合先 神奈川県企業庁企業局水道部経営課営業指導グループ
045-210-7223