タイトル |
健康で快適に暮らすための「やまがた健康住宅」
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施策・事業名称 |
ヒートショック防止と冷暖房負荷軽減を図るため、新築住宅と全体断熱改修を行う既存住宅を対象に、国の基準よりも高い断熱性能と気密性能を持つ「やまがた健康住宅」の認証制度等を創設
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都道府県名 |
山形県
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本件問合先 |
県土整備部建築住宅課 建築安全推進担当
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分野 |
環境
健康福祉
地域振興・まちづくり
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023-630-2640
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事業実施期間 |
平成30年4月1日
~
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ykenchiku@pref.yamagata.jp
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施策の ポイント |
○健康寿命の延伸対策と地球温暖化対策を住宅において更に進めるため、本県独自の高気密・高断熱住宅の基準を創設し、認証制度及び支援制度を設けること並びにヒートショック対策を周知することにより、普及促進する。
・平成30年4月、「やまがた健康住宅の普及促進に関する要綱」、「やまがた健康住宅の性能に関する認証と表示方法の基準」、「ヒートショック対策推奨基準」を制定。
・上記要綱に基づき、認証制度を開始。認証制度は職員自らが書類検査と施工中の現場検査を行う。
・新築工事や改修工事に対する支援制度を開始。
・住宅施策による県民の健康づくりの推進や、国が定める基準よりもはるかに高い断熱性能等の基準を求める施策は、都道府県では事例がない。
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内容 |
1 認証制度創設の背景
○本県の調査によると、住宅内のヒートショックによる死者数は県内で年間200名以上と推測され、交通事故死の4倍超であり、冬期間に限ると9倍超となる。
○室温の低い住宅は、各種疾患の発生など、居住者の健康に悪影響を与える可能性が高い。
○当県は全国と比較して冷暖房負荷が大きい一方で、新築住宅における地元工務店施工物件での国の省エネ基準適合住宅の割合は半数程度である。
2 制度の概要
(1)やまがた健康住宅の定義
・冬期間の23時に暖房を切り翌朝暖房を稼働させない状態でも室温が10度を下回らない住宅
・断熱効果を高めるための気密性能を有する住宅
・劣化対策等級3及び県産木材の使用割合50%以上※を満たす住宅(新築のみ)
※延べ床面積(m2)x0.1(m3/m2)x50%以上の県産木材を使用
(2)認証制度
・対象住宅:新築住宅、全体改修を行う既存住宅
・認証基準:
等級 外皮平均熱貫流率(UA値) 相当隙間面積(C値)
1(☆☆☆) 0.24 W/m2K以下(3地域)0.28 W/m2K以下(4地域) 2cm2/m2以下
2(☆☆) 0.28 W/m2K以下(3地域)0.34 W/m2K以下 (4地域) [推奨1cm2/m2以下]
3(☆) 0.38 W/m2K以下(3地域)0.46 W/m2K以下(4地域)
[参考]
国のH28基準 0.56 W/m2K以下(3地域)0.75 W/m2K以下(4地域) -(基準なし)
・認証機関:山形県
・申請区分:設計認証申請・中間検査申請・建設認証申請
・認定等実績:H31年3月末時点
設計適合証 検査済証 認定証
29件 18件 13件(新築住宅)
0件 0件 0件(全体改修)
・支援制度利用実績:H31年2月末時点
(1)新築住宅:山形の家づくり利子補給制度
寒さ対策・断熱化型(やまがた健康住宅) 21件
(2)改修住宅:住宅リフォーム総合支援事業
寒さ対策・断熱化型(ヒートショック対策)1,586件
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関連 ホームページ |
http://www.pref.yamagata.jp/tatekkana/support/kenkou/
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