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タイトル | 「埴輪王国ぐんま」を全国に発信! |
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施策・事業名称 | 群馬HANI-1グランプリ、HANI本制作、群馬HANIアプリ制作、HANI商標登録、デジタル埴輪展示室開設 |
都道府県名 | 群馬県 |
分野 | 教育・文化 |
事業実施期間 | 平成30年7月1日~ |
施策のポイント |
・本県出土の埴輪を世界に通用するコンテンツの一つとして活用 ・本県の古墳や埴輪などを学ぶ学習機能の付加 ・様々な関係機関との連携、民間との協働 |
内容 |
<背景・経緯> 群馬県は、国宝・重要文化財指定の埴輪の約4割を本県出土のものが占め、国宝の挂甲武人埴輪の他、令和2年9月には「群馬県綿貫観音山古墳出土品」が国宝指定を受けるなど、出土する埴輪の数はもちろん、質の高さでも知られており、「日本一の埴輪県」と呼ばれている。本県の特徴的な歴史文化遺産である埴輪を世界に通用するコンテンツとして活用することによって、県民に郷土への誇りと愛着を持ってもらい、本県の魅力として発信する取組を進めてきた。 <目的・ねらい> 子どもたちをはじめ、幅広い層に郷土の歴史文化に興味を持ってもらうため、埴輪の魅力をデジタル技術を駆使して県内外に紹介することで、全国に「埴輪王国ぐんま」をアピールする。 <事業の概要> ・県民の郷土への誇りの醸成等を図るため、本県出土埴輪の中から最も人気のある埴輪を県内外の方々の投票で決定するイベント「群馬HANI-1グランプリ」を開催 ・本県出土の埴輪200体を紹介する「HANI-本」制作や、埴輪を育成しながら埴輪に関する知識を学べる「群馬HANIアプリ」を開発 ・文化観光推進法に基づき、全国で初めて認定を受けた「群馬県立歴史博物館イノベーション文化観光拠点計画」(令和2年8月認定)により、本県出土の埴輪を活用し、県立歴史博物館を拠点に、埴輪の3Dアーカイブ、デジタル技術を駆使した「デジタル埴輪展示室」開設、展示の多言語化などを実施 ・事業で統一して活用してきたロゴ「HANI」を商標登録し、民間事業者と連携して関連商品の開発を促進 ・本県出土の埴輪の魅力や価値を若い世代や歴史に高い関心のない方々にもわかりやすく紹介するため、埴輪の画像や3Dデータを閲覧できるウェブサイトを構築する「群馬県公式デジタルはにわ図鑑」を制作 ・群馬県が世界に誇る文化資源である「埴輪」の魅力を中心に、歴史や文化を楽しむための周遊ルートを紹介するウェブサイト「HANI-めぐり」を制作 <実績・効果> (1)郷土への誇りと愛着の醸成につながった (群馬HANI-1グランプリは、投票数約6万票。特に、多くの子どもたちが楽しみながら参加) (2)「埴輪王国ぐんま」の県内外への発信 ・各種メディアに大きく掲載。HANIアプリは2万8千以上のダウンロードを達成 (3)市町村との連携促進 ・各市町村が、所管する埴輪への認識を新たにし、市民を巻き込んで投票を 呼びかけるなど、盛り上がったほか、グランプリ終了後も、各市町村が所属する埴輪や古墳などを継続してPR (4)学校現場での活用 ・県が進める学校での一人一台パソコンの整備に併せて、3D埴輪などを教材として活用 (5)観光誘客の促進 ・本県の古墳や埴輪を展示する博物館等を周遊する旅行商品の造成につながった <今後の取組> ・埴輪をコンテンツとして活用し、関連商品の開発などを促進 ・「群馬県立博物館イノベーション文化観光拠点計画」に基づき、群馬の歴史を体感するリアル体験プログラムや各地域と連動した事業を実施 ・県立歴史博物館を拠点に、関連する歴史文化資産や周辺の温泉地等を周遊する文化観光を促進 |
関連 ホームページ |
https://www.pref.gunma.jp/01/tougoku.html |
https://grekisi.pref.gunma.jp/event/2693/ | |
本件問合先 | 地域創生部文化振興課歴史文化遺産室 |
027-226-2525 | |
bunshinka@pref.gunma.lg.jp |