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タイトル | 自治体に頼らないスムーズな学校避難所開設を目指して |
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施策・事業名称 | 自治体に頼らないスムーズな学校避難所開設を目指して |
都道府県名 | 三重県 |
分野 | 防災・危機管理 |
事業実施期間 | 令和元年9月1日~ |
施策のポイント | 学校避難所のマニュアルは「運営」段階のものばかり。災害時の初動で大切なのは、いかに混乱なく的確に「開設」できるかどうかにある。避難所「開設」だけに絞った動きを想定し、必要なものや情報を一つにまとめたことで、職員誰もが避難民の受入れ体制が整った。 |
内容 |
"<取組概要> ◆災害時、学校体育館における避難所は、「運営」は自治会等だが、「開設」は学校関係者が行わざるを得ない。しかし、マニュアルに開設時の視点が弱く、避難民が押しかけると、職員だけでは対処しきれない。 ◆既存の「開設」マニュアルを再整理し、地元自治会とも必要準備物を協議し、要望のあった「貸出し品記録簿」を追加するとともに、ロープや養生テープ等、必要な物品を揃え、瞬時に開設できる【避難所スターターキット】として1箱に詰め、避難所となる体育館内に配備した。 ◆災害時発生時は、体育館内で箱さえ取り出せば、誰でも受入れ準備ができ、避難所開設時の混乱を避け、スムーズな誘導・開設を実現可能とした。 <現状や課題、設定した目標> 避難所をいざ開設しようとしても、瞬時に必要なモノがどこにあるかもわからず、誰も対応できないと容易に想像できた。そこで、必要最小限のモノは避難所となる体育館内にまとめて保管しておくことが適切と考えた。 また、必要となる貼り紙や配付物は、あらかじめ、停電を想定し、何枚かコピーをして配れば良いように配慮した。 <取組の検討プロセス、改善点等> 発想のヒントになった岐阜県立岐阜高校に連絡し、参考資料を取り寄せた。それを真似てみようと思った。 <効果、成果> 誘導時の呼びかけ、立入禁止区域の設定、貸出し品のやりとり等は、瞬時に、誰でもできる体制が整った。 <工夫した点や苦労した点> 災害が起こってからでは、ちょっとしたモノでも、どこにあるかわからない、担当者がいないと何もできない。それならばと、”貸出し”を前提に工夫してみた。" |
本件問合先 | 特別支援学校伊賀つばさ学園 |
0595-67-1050 | |
sigatu01@mxs.mie-c.ed.jp |