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タイトル 東京版川床"かわてらす®"の設置推進
施策・事業名称 水辺空間のにぎわい創出(かわてらす)
都道府県名 東京都
分野 地域振興・まちづくり
内容 〇事業の概要
“かわてらす”とは、夏の京都などよく見られる「川床」の東京版であり、河川管理者の許可を受けた民間事業者等が、河川敷地へのかわてらすの設置と飲食店営業を行っている。
都では「人々が集い、にぎわいが生まれる水辺空間の創出」に向けた取組の一つとして、隅田川等でのかわてらすの設置を進めている。
かわてらすの設置にあたっては、河川敷地占用許可準則に則り、地域の合意に基づく都市・地域再生等利用区域の指定が必要となることから、都ではかわてらす実施要項を策定することで、民間事業者等による主体的な地域との合意形成を図っている。
地域との合意形成には、地元住民の水辺への関心を高め、水辺の活用に関する理解を得ることが必要であるため、隅田川に関心があり、活動したい人を隅田川サポーターとして募り、自発的な水辺の利活用や魅力の情報発信等の活動を促している。
このような取り組みにより、隅田川等の6店舗でかわてらすを設置している。

〇特長
・かわてらすの展開に先立ち、社会実験を実施することで設置に関する課題を抽出し、民間事業者による地域との合意形成等の課題に対応した実施要項を策定している。
・この要項では、河川敷地占用許可準則に定められた地域との合意形成を、建物所有者及び土地所有者、地元町会、隣接建物所有者及び隣接土地所有者からの合意を基本としており、協議会形式によらない合意形成の方法を可能とすることで、合意形成方法の選択肢を提示し、民間事業者等による主体的なかわてらすの設置を促している。
・さらに、かわてらすの名称について商標登録を取得し、かわてらすの認知度向上と地域からの理解促進を図ることで、かわてらすの普及促進を進めている。
・加えて、都では「隅田川サポーター」制度を設け、サポーターによる自発的な情報発信等の活動を促したことで、かわてらすを活用したイベント(隅田川マルシェ)が開催されるなど、行政中心の取り組みから民間活力を積極的に活用する仕組みへの転換を図っている。
・このような隅田川サポーターの活動等を通じ、かわてらす設置への地域の合意を得るために必要な 「かわてらす認知度の向上」や「地域合意に向けた機運の醸成」が図られたことで、かわてらすの設置に向けた隅田川サポーターを中心とした推進サイクル(作る⇒使う⇒広める)が形成されている。

〇その他
・“かわてらす”とは、人々が集う川沿いの“テラス”席というだけでなく、水辺でにぎわいうみんな表情を楽しく“照らす”、太陽の光と水面に反射した光にみんなの顔を明るく“照らす”という意味を込めたもの。
かわてらすを活用したイベント
かわてらすを活用したイベント
隅田川サポーターを中心とした推進サイクルのイメージ
隅田川サポーターを中心とした推進サイクルのイメージ
関連
ホームページ
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/kasenbu0134.html
本件問合先 東京都建設局河川部計画課
03-5320-5411
S0000384@section.metro.tokyo.jp