政策個表

タイトル マリンオープンイノベーションによる海洋産業の振興と海洋環境の保全
施策・事業名称 マリンオープンイノベーションプロジェクト(MaOI)プロジェクト
都道府県名 静岡県 本件問合先 経済産業部産業イノベーション推進課
分野 商工・労働 054-221-2609
sangyo-innovation@pref.shizuoka.lg.jp
内容 1 要旨
近年、世界的に注目を集めている「Blue Economy(持続可能な海洋産業)」の考え方を踏まえ、日本一深い湾である駿河湾等の特色ある海洋環境やそこに生息する多様な海洋生物など、静岡県の魅力ある海洋資源を活用し、マリンバイオテクノロジーを核としたイノベーションを促進することにより、海洋産業の振興と海洋環境保全の世界的拠点形成を目指します。

2 事業概要
(1) ビジョン・戦略計画の策定
平成30年度に、我が国を代表する研究者など産学官金の代表者からなる協議会を設置、マリンバイオテクノロジーの産業振興に向けた「ビジョン」を御提言頂きました。
本ビジョンを具体化し、プロジェクトを戦略的に推進・展開していくことを目的として、令和元年度に戦略推進委員会を設置するとともに、プロジェクト始動期の実施計画である「MaOIプロジェクト第1次戦略計画」を策定しました。

(2) 推進体制の整備
ア MaOI機構の設立
プロジェクトの推進機関として令和元年7月に「一般財団法人マリンオープンイノベーション機構(MaOI機構)」を設立。
イ MaOIフォーラムの設置・運営
オープンイノベーションの場となる会員ネットワーク組織「MaOIフォーラム」を設置。セミナー等を開催し、研究者のシーズと企業等のニーズのマッチングなど、駿河湾等をフィールドとした研究開発と事業化の支援を開始。

(3) 拠点機能の形成
ア 中核拠点施設「MaOI-PARC」の整備
県未利用施設を活用し、プロジェクトの中核拠点施設「MaOI-PARC」の整備を進めています。MaOI機構の執務室に加え、大学・研究機関や企業が微生物培養の研究等に活用できる共用ラボ、連携研究室、交流スペースなどを整備するとともに、駿河湾等のリアルデータを収集・活用するデータプラットフォームを構築し、ネットワーク型の拠点形成を目指します。(令和2年秋頃開所予定)
イ 関連施設との連携
水産資源増大のための稚魚の量産、親魚養成を行う県施設「温水利用研究センター沼津分場」の再整備を進め、将来的にMaOIプロジェクトにおける水産分野等の実証研究拠点として活用します。また、老朽化した県調査船「駿河丸」の代船建造に着手し、今後の駿河湾等の海洋生物資源の採取やデータの収集に活用します。

(4) 研究開発と産業応用の促進
企業集積など静岡県に優位性がある「水産」、「食品」、「創薬」及び「環境・エネルギー・その他」を重点的に取り組む産業分野として設定し、研究開発と産業応用を支援します。
ア シーズ創出研究委託
本県独自の技術シーズを早期に創出するための「シーズ創出研究委託」を公募し、産業振興や国際社会の課題解決に資する先端的な研究開発を実施しています。(令和元年度5件採択)
※ 採択研究テーマ例
○ 駿河湾由来のカロテノイド生産微生物の探索とサプリメント開発への応用
○ 静岡県産魚類由来成分による失明疾患の制御に関する研究 など
イ 事業化促進助成
海洋生物資源の機能を活用した製品の開発等による事業化の取組や、バイオテクノロジーを活用した革新的な養殖・種苗生産等による事業化の取組を支援する助成制度を新たに創設しました。(令和元年度5件採択)。
※ 採択事業化テーマ例
○ 鯖発酵調味料の製品化による、特徴ある地域ブランド新製品開発
○ 駿河湾から生まれた化粧水の開発 など

(5) 多彩な海洋のネットワークの構築
ア 海外先進地との連携
米国サンディエゴやモントレーなど海外の先進的な海洋産業のクラスターや研究機関等と情報交換を行い、連携体制の構築を目指しています。
イ 美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会
世界に誇るべき美しく豊かな駿河湾を未来に引き継いでいくため、様々な人々・企業・団体等の連携と協働を推進する「美しく豊かな駿河湾を未来につなぐ会」を令和2年2月に設立しました。これにより、産業だけでなく、観光や環境、地域づくり等の分野も包括した、海洋をテーマとした大きなネットワークを構築します。
プロジェクト概要イメージ
プロジェクト概要イメージ
関連
ホームページ
https://maoi-i.jp