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タイトル AR動画を活用した「伝える広報から伝わる広報」へ!
施策・事業名称 AR動画活用広報事業
都道府県名 三重県
分野 行政改革分野(住民・事業者視点)
事業実施期間 令和元年9月27日~
施策のポイント 情報を一方的に伝えるのではなく伝わるようにするためには、情報を得る機会を増やし、多くの情報量を提供する必要があります。そのひとつの方法として、動画での情報発信が有効になります。二次元コードから動画への誘導は、複数回の端末機の操作が必要となり、限られた紙面での二次元コード印刷スペースが活字掲載のデッドゾーンになるなど課題があります。そこで、県広報紙と県内全域で発行されているフリーペーパーと連携し県政情報を掲載、AR動画を導入することで、情報を得る機会を増やし、動画視聴手間の軽減、印刷デッドゾーンの解消に取組んだ結果、動画視聴手間の削減、紙面の有効活用や分かりやすい県政情報の発信につながりました。
内容 <現状や課題、設定した目標>
より情報が伝わるためには、情報取得者が得たい情報を選択できるように情報量を増やすこと、また、県広報紙は新聞折込が主たる配布方法のため新聞購読者が少ないと想定される若い世代に対し、いかにアプローチを行うか、再生回数を増やすかが課題としてありました。そこで、若い世代が県政情報に触れる機会を増やし、継続的な動画視聴につながるように分かりやすい動画提供を目標にしました。目標に対する評価は、過去の県政情報再生数を考慮し1000回以上/月、かつ、視聴者アンケート意見により効果を検証することにしました。

<取組の検討プロセス、改善点等>
視聴者の意見を聴収するためにアンケートを実施し、アンケート回答へ誘導するために県広報紙のプレゼントクイズ応募もアンケートと同ページで対応しました。フリーペーパーへの掲載は、県広報紙の特集ページを掲載することで、提供情報のばらつきを防ぎ、編集作業コストを削減しました。また、記事は表現などより分かりやすい紙面づくりを進め、動画は、コメント要旨をテロップで流し、コメント内容に合わせて写真やイラスト等を差し込む、発言の際にBGMを取り入れるなどなじみやすく、伝わる動画づくりに取り組みました。

<効果、成果>
AR動画を開始した県広報紙及びフリーペーパー10月号の記事に関する知事動画の再生数は約2100回、11月号約3500回、12月号では、約3900回となり、当初想定再生数を上回っています。読者からのアンケートでも動画で情報が分かりやすいなど好意的な意見が寄せられています。今後は、さらに動画による情報量を増やすために、VR動画による情報を提供することが必要と考えます。また、AR動画は紙面だけではなく、形あるものと紐づけできるため、県産商品などのパッケージで広報動画を展開し、全国でも例がない効果的な県広報の取組を展開していきたいと考えています。

<工夫した点や苦労した点>
今回、連携した企業の皆さんの絶大な理解と支援、協力が得られ実現できました。
本件問合先 戦略企画部広聴広報課
059-224-2788
koho@pref.mie.lg.jp