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タイトル 地域の大学、医師会等との連携による糖尿病性腎症重症化予防に向けた個別支援強化
施策・事業名称 大分県糖尿病性腎症重症化予防推進事業
都道府県名 大分県
分野 健康福祉
事業実施期間 令和2年4月1日~
施策のポイント 1 現状
1)人口100万あたり透析患者数 3,546.3人(H30) → 全国5番目の高さ
(透析は週3日、一回あたり4~5時間必要)
2)糖尿病性腎症重症化リスクの高い県民の状況
(H30年度市町村国保)
健診で要治療判定後の未受診者+糖尿病の治療歴有受診中断者(計3429人)が医療機関未受診のまま人工透析となった場合の医療費総額 → 年間約171億4,500万円(1人約500万円)
2 課題
かかりつけ医で治療中(予定)の患者の支援
● 腎臓・糖尿病専門医の視点からの治療や処方のタイミングを逃し重症化する事例 → かかりつけ医と専門医の連携
● 保健指導を行う市町村との情報共有が難しいことで生活習慣の改善に至らず重症化する事例 → かかりつけ医と市町村の連携
● 自覚症状がないため、医療機関受診の先送りや自らの判断で治療中断し重症化する事例 → 未受診者・治療中断者の受診・継続の支援
3 目的
糖尿病性腎症重症化予防に向けたかかりつけ医・専門医・保険者との連携促進による個別支援強化
4 実施主体 大分県
5 予算 21,695千円
内容 【目的】 糖尿病性腎症重症化予防により新規透析導入を回避するため、県医師会・大分大学・県による腎症重症化予防連携協定(R1.12.25締結)に基づき、かかりつけ医・専門医・保険者などの連携による支援を促進する。


1 実施内容
(1)国保・協会けんぽ・後期高齢者のデータ連結による分析による実態把握(KDBシステム、AIの活用)

(2)かかりつけ医と専門医、かかりつけ医と市町村(保険者)の連携による支援の強化
・腎症重症化予防ステーションの機能を持つ「糖尿病性腎症重症化予防専門外来」の開設(大分大学医学部附属病院内)
・かかりつけ医等への研修(医師会・大学共催)
・各市町村において患者の支援方針の検討・情報共有等を行う個別支援検討会議の開催
・県医師会、大分大学、県、市町村の取組と成果を検証する効果検討会議の開催

(3)未受診者・治療中断者への医療機関受診勧奨の徹底(ナッジ理論を活用した勧奨)

(4)重症化予防に向けた県民の行動変容を促す広報・普及啓発
・県医師会・大分大学等と連携した各地域・職域への出前講座の実施
・広告代理店等を活用したSNS、新聞、雑誌等による普及啓発


2 事業費
24,899千円〈令和3年度当初予算〉
関連
ホームページ
https://www.pref.oita.jp/soshiki/12340/renkeikyoutei.html
本件問合先 大分県福祉保健部国保医療課
097-506-2764
a12350@pref.oita.lg.jp