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タイトル 輸出事業者との直接取引を通じた新たないちごの輸出産地形成について
施策・事業名称 いちごの輸出産地形成による販路拡大
都道府県名 栃木県
分野 農林水産
人口減少対策
事業実施期間 令和2年4月1日~
施策のポイント 輸出業者といちご生産者との直接取引による新たな輸出スキームを構築し、いちご生産者による「稼げる農業」の実現を目指す。
内容  いちごの観光農園が新たな販路を開拓するため、新型コロナウイルス感染症の拡大により、観光客やインバウンド需要による来客が減少したことをきっかけに、輸出事業者との直接取引による輸出産地を構築した。観光農園と、東南アジアを中心に複数国のネットワークをもつ輸出事業者をマッチングし、香港、マレーシアやシンガポールへの輸出の拡大に取り組んでいる。
 特に、国内流通において、地元の「道の駅」が集荷拠点となり、輸出事業者と生産者間の注文・精算の窓口を担い、成田空港までの輸送は地元の運送業者と連携した物流スキームを構築した。さらに、海外におけるブランドを確立するため、両者が協力し、輸出事業者が持つ知見からブランド名「陽苺 HINATAICHIGO」や輸出専用箱の製作を行うとともに、現地小売店におけるプロモーションを展開した。
 本モデル事例を県内全域への周知を進めており、逐次、新たに輸出に取り組む生産者が参画するなど、更なる産地の拡大を図り本県ブランドの確立による取引価格の向上や県産いちごの認知度向上につなげる。

本取組の主な内容は以下のとおり。
1 産地と輸出業者の直接取引
→現地の反応に迅速に対応し収穫時の熟度指定や資材変更、出荷規格の新設などオーダーメイドでの生産・流通体制
2 独自ブランドによる付加価値販売
→マーケットインの視点で独自ブランド名称や外箱の製作により付加価値を付けた販売
3 産地から輸出先国までの直送便をチャーター
→産地で8時に出荷し、翌日早朝には香港で販売を開始(輸送時間の1日以上短縮)
オリジナルのパッケージ
オリジナルのパッケージ
海外での販売状況
海外での販売状況
輸出バイヤーとのオンライン商談
輸出バイヤーとのオンライン商談
本件問合先 栃木県農政部経済流通課農産物ブランド推進班
028-623-2299
keizai-ryutu@pref.tochigi.lg.jp