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タイトル 徳島県立しらさぎ中学校
施策・事業名称 夜間中学の設置
都道府県名 徳島県
分野 教育・文化
事業実施期間 平成27年4月1日~
施策のポイント 令和3年4月、徳島県において全国初となる県立夜間中学「徳島県立しらさぎ中学校」を設置した。しらさぎ中学校では、戦後の混乱期の中で義務教育を修了できなかった人や、不登校などの理由で十分に通うことができなかった人、様々な理由から本国で義務教育を修了せずに日本で生活を始めることになった外国籍の人など、多様な背景を持った人たちが学んでいる。生徒は、年齢・国籍等による生活経験や学力も一人ひとり異なることから、その実態に合わせた様々な工夫をこらした教育を行っている。
内容 1 夜間中学設置までの取り組み

平成27年~平成31年
・平成27・28年度、平成30年度と文部科学省の「中学校夜間学級調査研究事業」を受け、県教育委員会と県内24市町村教育委員会、県中学校長会で構成する「中学校夜間学級協議会」を設置
・夜間中学に対するニーズを把握することを目的に、全県的な「需要調査」を実施
・夜間中学設置の基本方針を策定(平成31年3月)
※県が主体となり、全国初となる県立夜間中学を設置
※令和3年4月を目途に開校
※定時制の独立校「徳島県立徳島中央高等学校」に併設

令和元年度
・徳島中央高等学校のリタイアインフラを活用した校舎の改修設計(産業教育実習棟)
・校名募集(令和元年9月1日~令和元年9月30日)
・校名決定(令和元年11月11日)
・フライヤー・ポスター制作や夜間中学シンポジウムの開催(令和元年12月14日)
・入学希望者を把握するため、入学希望調査の実施(令和元年11月1日~令和2年1月10日)

令和2年度
・条例改正(県立学校使用料、手数料徴収条例等)
・規則改正(県立学校規則・会計規則等)
・しらさぎ中学校設置(令和2年6月1日)
・校長・教頭・教諭兼務発令(令和2年6月1日)
・徳島中央高校産業教育実習棟の改修工事(令和2年7月23日~令和3年2月28日)
・教科書の選定
・教育課程・時間割の検討と決定
・授業内容の検討
・募集目標人数の検討と決定
・入学資格の決定
・入学者募集開始(令和2年9月1日~令和3年3月19日)
・入学説明会並びに相談会の実施(令和2年8月及び12月)
・校訓の決定(令和2年9月24日)
・校章の決定(令和2年11月9日)
・校歌の決定(令和3年3月)
・入学生の決定(令和3年3月)

令和3年度
・開校式(令和3年4月7日)
・入学式(令和3年4月7日、生徒34名入学)
・卒業式(令和4年3月2日、生徒2名卒業)

令和4年度
・入学式(令和4年4月11日、生徒19名入学)
・卒業式(令和4年3月2日、生徒9名卒業)

令和5年度
・入学式(令和5年4月11日、生徒15名入学)
・卒業式(令和6年3月1日、生徒15名卒業)

令和6年度
・入学式(令和6年4月9日、生徒17名入学)

2 特色ある教育
・しらさぎ中学校では、「学び直し」はもとより、「新しいことを吸収したい」「仲間とともに成長したい」「日本語を学んで豊かな生活を送りたい」など、多様な思いをもった生徒が通っている。
・入学にあたっては、生徒の就学状況や希望を確認したうえで入学学年を決定しており、2年生、3年生からの入学も可能である。
・外国籍の方向けに、日本語指導を充実した「ベーシックコース」の設置や、個々のニーズや学力に対応するための少人数学習、授業開始前の補充学習・個別指導を導入している。
・あわ文化や伝統を体系的に学習できるよう、総合的な学習や技術の時間に、「藍染め・阿波おどり」体験や、「遊山箱づくり」を、遠足では「歩き遍路」を行うなど、「徳島ならでは」の特色ある学びを実施する。
・生活に密着した「消費者教育」や「防災教育」などを通じ、徳島での安心・安全な暮らしをサポートするとともに、併設する徳島中央高校とは、「学校行事」や「生徒会活動」を通じた交流を、近隣の学校とも「学校間連携」を進め、世代を超えた交流を図る。
校舎
校舎
授業風景
授業風景
生徒会主催のカルタ取り大会
生徒会主催のカルタ取り大会
藍染め体験
藍染め体験
関連
ホームページ
https://shirasagi-jhs.tokushima-ec.ed.jp/
本件問合先 徳島県教育委員会 義務教育課
088-621-3104
gimukyouikuka@pref.tokushima.lg.jp