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タイトル | 県産材の需要拡大と地場産業の振興に向けた木造戸建て住宅に対する助成 |
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施策・事業名称 | とっとり住まいる支援事業 |
都道府県名 | 鳥取県 |
分野 |
農林水産 地域振興・まちづくり |
事業実施期間 | 平成26年4月1日~ |
施策のポイント |
県内に本拠地を置く建設事業者により県産材を10m3以上使用する新築の木造戸建て住宅を取得する建築主に対し、最大100万円を補助。十分な予算措置と2年間の債務負担により年中いつでも申請できることから、新築木造戸建て住宅の約4割で活用されている。 住宅改修にあっては、県産材を一定量活用する場合に最大50万円を補助。 |
内容 |
1.現状・課題 ・県産材の需要拡大は間伐などの森林整備が進み、水質の浄化、洪水の緩和、土砂の流出や崩壊の防止に寄与する。 ・2050年カーボンニュートラルに向け、二酸化炭素の固定化に貢献する木造住宅の推進は行政が取り組むべき重要課題である。 ・住宅市場においては外国産材の流通により、県産材、国産材の活用が進みにくい現状にあり、森林保全を進める上でも森林資源の循環利用を進めていく必要がある。 ・外国産木材の輸入が滞り、調達が困難になるなどのウッドショックに対して木材自給率を高めていくことも重要なテーマである。 2.取組内容 <新築への補助> 自らの居住の本拠として、鳥取県内に新たに建設される木造戸建て住宅を取得する建築主に対し、最大100万円を補助する。 ○補助要件 ・県内に本拠地を置く建設事業者による施工 ・独立した生活が可能な木造戸建住宅 ・県産材を10m3以上使用 ・交付決定を受けた年度の翌年度1月末までに完成 ○補助金額 1 県産材(基本助成 10m3以上使用):定額15万円 2 県産規格材(1万円/m3):上限25万円 3 県産機械等級区分構造材(2万円/m3):上限20万円 4 県産CLT材、県産内外装仕上げ材、県産木塀:上限15万円 5 伝統技能:定額20万円 6 子育て世帯等:定額10万円 7 三世代同居等世帯:定額10万円 ※1から7までの合計:上限100万円 <改修への補助> 自ら所有・居住する戸建又は共同住宅において県産材を活用した改修を行う建築主に対し、最大50万円を補助する。 ○補助要件 ・県内に本拠地を置く建設事業者による施工 ・県産材を一定以上使用 (構造材・下地材の場合0.3m3以上、内外装仕上げ材の場合1m2以上) ・交付決定を受けた年度の翌年度1月末までに完成 ○補助金額 1 県産材使用(基本助成 県産材を一定量以上使用):最大25万円 2 伝統技能:最大15万円 3 子育て世帯等:定額10万円 4 三世代同居等世帯:定額10万円 ※1から4までの合計:上限50万円 3.効果 令和3年度では県内の木造戸建て住宅着工戸数1,638戸のうち、649戸(40%)がとっとり住まいる支援事業を活用している。(2月末現在) 県内建設業者の施工による木材住宅建築を推進することにより、県産財の活用や伝統技術を普及していくとともに、木造住宅の品質や技術力の向上、大工等の技術後継者育成を図っている。 |
関連 ホームページ |
https://www.pref.tottori.lg.jp/296809.htm |
本件問合先 | 鳥取県生活環境部くらしの安心局住まいまちづくり課 |
0857-26-7371 | |
sumaimachizukuri@pref.tottori.lg.jp |