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タイトル | 佐賀版ネウボラ!子育てをアプリで応援!妊娠時から切れ目のない相談支援を行います。 |
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施策・事業名称 | 子育てをアプリで応援事業 |
都道府県名 | 佐賀県 |
分野 | 健康福祉 |
事業実施期間 | 令和3年7月1日~ |
施策のポイント |
フィンランドには「ネウボラ」という、妊娠期から出産、就学前にかけて、担当の保健師が寄り添い支援する、母子とその家族を対象とした切れ目ない支援制度がある。一方で、日本では、妊娠が分かった時産婦人科を受診するが、その後は、必要な際に妊産婦が様々な関連機関に足を運ぶ。また、市町の保健師等は、フィンランドと比べ、妊娠期から産後1か月の期間は妊産婦との接点が少ない状況となっている。 そこで、母親向け相談アプリを使うことで、母親同士でコミュニケーションを図ることができ、気軽に24時間相談もできる。また、専門家へのオンライン相談、市町の保健師等の支援と相談の種類やレベル、本人の希望により相談先を選択することができ、必要な時に必要な相談先に相談できる環境を整えている。 |
内容 |
(目的) 妊娠期から安心して出産・子育てできるよう、「いつでも相談できる体制」をつくるため、母親向け相談アプリ「mamari(ママリ)」と連携し相談支援環境を整える。 (取り組んだ経緯) ・県内の市町では、母子保健業務に従事する専門職員(保健師等)が限られており、妊産婦の支援については、ハイリスクの方を中心に対応せざるを得ない状況。 ・妊産期の母親を支援する「両親学級」や「産前産後サポート事業」等が人員や予算等の理由により実施できていない市町もある。 ・妊産婦にとって、市町の専門職員への相談は、何をどこまで相談していいかわからず、心理的なハードルも高いことから、気軽に相談できる場所が必要。 ・新型コロナウィルスの影響もあり、相談しやすいツールを望む声がある。 (取組内容) ・母親向け相談アプリ「mamari(ママリ)」を活用した、母親同士のコミュニケーションを図ることにより、相談・回答を行うことで、相談しやすい環境を整備する。 ・ママリでは、居住地を登録することとなっているが、佐賀県で登録された方については、佐賀県在住の方のみのサービスを提供しているページを表示させる。また、現在は県レベルでしか登録できないが、市町レベルでも登録できるようにする。 ・ママリ上に、オンライン相談のバナーを設置し、専門家へのオンライン相談を希望する方を、相談へつなげる。 ・オンライン相談を実施する中で、相談の度合いにより、ハイリスクの方や市町の支援を希望される方は、オンライン相談から市町の保健師等につなぎ、市町の支援を行う。 ・ママリで登録された在住市町の情報をもとに、在住市町の情報やお知らせを表示したり、市町からのアンケートを送付したりすることで、市町と母親の接点を増やす。 (主な成果) ・アプリ上の居住地登録を市町単位とすることで、利用者が身近な相談や情報収集をできるようになった。 ・市町から情報提供ができるようになり、市町と利用者の距離が縮まった。 ・専門職によるオンライン相談を実施することで、利用者が必要な時に、専門職による支援が受けられるようになった。 ・利用者同士のやり取りから専門職への相談、市町による支援まで様々な相談ができる環境を整えることが出来た。 |
本件問合先 | 佐賀県健康福祉部男女参画・こども局こども家庭課 |
0952-25-7056 | |
kodomo-katei@pref.saga.lg.jp |