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タイトル | 若手社会人との対話によるキャリア発達支援事業 |
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施策・事業名称 | 若手社会人との対話によるキャリア発達支援事業 |
都道府県名 | 宮城県 |
分野 | 商工・労働 |
事業実施期間 | 平成29年4月1日~ |
施策のポイント |
県内ものづくり企業の人材確保が課題となっているほか、新規学卒者の3年以内離職率の高水準での推移・高止まりは企業の人手不足を引き起こす原因のひとつであることから、その解消が県内企業にとって重要な課題となっている。 本事業は、県内の児童・生徒等を対象に、将来の自分を想像しやすい若手の社会人との対話プログラムを実践し、児童・生徒の勤労観や職業観を醸成するとともに、対話プログラム参加を通じて若手社会人自身の勤労観・職業観の形成を促し、地域内企業の社員同士の交流の機会(地域同期)を提供する取組を行うなど、産業界と学校の連携によるキャリア教育の充実や、若者の早期離職防止と地元定着を促進することにより、ものづくり企業の人材確保を図るものである。 ○中高生対象:社会人との対話を通じたキャリア教育プログラム+地域同期(地域内における社会人同士のネットワーク) ○小学生対象:ものづくり体験イベントを通じたキャリア教育+出展企業の情報共有の場 |
内容 |
【特徴等】 一例として、一般財団法人まちと人とが展開している事業(愛称「ミライブラリー」)では、参加した生徒が自分と年齢が近い若手社会人から進路決定や社会人生活などを直接対話することによって、社会で働くイメージや将来像を具体的に考える契機となっている。一方、入社間もない社会人が講師となり、事前・事後研修で自分の仕事の棚卸しを行うことにより、自分自身がそれまで気がつかなかった社会との関わりや役割などについて自己発見に繋がっている。また、講師となった社会人同士が事業を通じてお互いに共感を得ることにより、地域における同期としてのネットワーク形成に繋げられる。 【取組内容】 ○ 中高校生等を対象に、地域の若手社会人から仕事の面白さややりがい、就職したきっかけなどを直接話してもらうことを通して、生徒自身の職業観の醸成等を促すとともに、規模の小さい企業など同世代の同期がいない若手社会人に、企業の枠を超えた地域内のネットワーク作りの場を提供する、いわゆる地域同期の橋渡しをする取組を行っている。 ○ 小学校高学年向けのものづくり体験プログラムの講座を通じて、ものづくりへの興味・関心を引き出すとともに、地元産業への理解促進、地元に対する愛着心の醸成を図るとともに、プログラム提供企業の情報共有の場となっている。 【成果】 令和4年度は、県内延べ61校の学校、延べ1,383人の児童・生徒を対象に、地域の若手社会人との対話を通じたキャリア教育プログラムを実施し、社会人同士のネットワーク(地域同期)作りの場を提供し、地域同期が形成された。生徒のアンケート結果では、「ものづくりの仕事に対する興味関心が高まった」との回答が得られているなど、職業観の醸成が図られた。 |
本件問合先 | 経済商工観光部産業人材対策課 |
022-211-2764 | |
sanzinp@pref.miyagi.lg.jp |