政策個表

タイトル 「宮城県土木・建築行政推進計画(2021~2030)」~みらいのための新しいインフラ整備に向けて~
施策・事業名称 本県が目指す将来像の実現に向けて,土木部が行う社会資本整備の考え方を示すもので,地域特性や事業の優先性等を見極めながら,効率的・効果的に社会資本整備を進めていくために策定したもの。
都道府県名 宮城県 本件問合先 土木部土木総務課
分野 地域振興・まちづくり 022-211-3108
事業実施期間 令和03年4月1日 ~ 令和12年3月31日 dobokgk1@pref.miyagi.lg.jp
施策の
ポイント
県土・防災分野,産業・経済分野,社会・地域づくり分野に分けてイメージした「概ね30~50年後の宮城の姿」を実現するため,今後10年間で目指すべき社会資本整備の方向性について,下記3点を基本方針として設定した。
【基本方針】~みらいのための新しいインフラ整備に向けて~
・ 強靱で安全・安心な県土づくりの推進
・ 宮城の活力を支える戦略的インフラマネジメントの推進
・ 多様な主体と連携した持続可能な人づくり・地域づくりの推進
上記3点の基本方針の下,上位計画である「新・宮城の将来ビジョン」におけるタウンミーティングや,事務所における事前検討も踏まえ,今後10年間の基本目標を以下のとおり設定し,各施策に取り組む。
【基本目標】
1 「自然災害リスクの増大を踏まえた防災・減災対策による県土の強靱化」
2 「富県躍進を支える交流・産業基盤の整備」
3 「多様な主体と連携した持続可能な地域生活基盤の整備」
4 「加速化するインフラの老朽化に対応した戦略的ストックマネジメントの推進」
5 「持続可能な宮城の県土づくりを支える人材育成と生産性の向上」
内容 【1 基本的な考え方】
県政運営の理念として「富県躍進!“PROGRESS Miyagi”~多様な主体との連携による活力ある宮城を目指して~」を掲げており,人口減少や少子高齢化の進展に伴う県内経済の縮小など,地域経済・社会を取り巻く諸課題へ対応した持続可能な地域社会づくり,さらには,気候変動の進展に伴い大規模化,多様化する災害に対応した強靱な県土づくりなどに取り組むため,これまで以上に,多様な主体が参画,連携・協働しながら,県内経済を安定的に成長させ,生み出された富の循環によって,子育てや教育,福祉,社会資本整備,豊かな自然や文化の継承,芸術やスポーツの振興,災害対策など,安全安心で質の高い暮らしの実現や地域の魅力を高めることとしている。
そのため,本計画では,県政運営の基本的な指針である「新・宮城の将来ビジョン」に基づき,かつ国土強靱化に関連する取組については,「宮城県国土強靱化地域計画」を指針として,持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の視点を取り入れた上で,土木・建築行政の運営にかかる目標や具体的な取組を示し,その着実な推進により更なる宮城の発展を目指す。

【2 “富県躍進”に向けた7つの主要プロジェクト「~虹の架け橋プロジェクト~」】
5つの基本目標を取り組む中で,本計画で掲げる今後10年間の基本目標を達成するために,多様な主体との連携を図り,効率的に解決していくため,本計画を構成する各施策・事業について,横断的に取り組むことによって相乗効果が期待できる以下の7項目を「“富県躍進”に向けた主要プロジェクト」〔通称:虹の架け橋プロジェクト〕として位置づけ,県民や国・市町村等とともに取り組んでいく。

(1)総合治水プロジェクト
頻発化・激甚化する豪雨災害による浸水被害の低減に向けて,河川改修やダム整備等による治水機能の強化などのハード対策や水防活動などのソフト対策を組み合わせ,更に水田等の遊水機能の活用や土地利用規制や誘導等のまちづくりと一体となった総合治水対策を推進する。

(2)総合土砂災害防止プロジェクト
土砂災害から県民の命を守るため,砂防堰堤整備や急傾斜地崩壊対策整備などのハード対策,人的被害を防止し,減災を目指した土砂災害警戒区域等のソフト対策を組み合わせ,効率的で実効性の高い総合的な土砂災害対策を推進する。

(3)震災復興伝承プロジェクト
東日本大震災における公共土木施設の被害状況,復興まちづくりを含む復旧・復興の道筋やその過程で得られた経験・教訓について,世代や地域を越えて伝承し,迅速な避難につなげる取組を推進するとともに,国内外に積極的に発信する。
また,震災伝承,防災・減災活動に取り組む多様な主体と連携し,震災遺構や石巻南浜震災復興祈念公園等の震災伝承施設へ案内するピクトグラム標識の整備を推進し,交流促進や地域の防災力強化に取り組む。

(4)防災道路ネットワーク整備プロジェクト
災害による道路ネットワークの寸断により,物流や経済活動,地域住民の避難等に大きな影響が生じないよう,高規格幹線道路,地域高規格道路や主要な国道など基幹道路の整備・機能強化を進めるとともに,県際・郡界道路,離半島道路の機能強化や,防災・減災,国土強靱化を推進し,あらゆる災害に備えたリダンダンシーを確保した道路網を構築する。

(5)港湾・空港振興プロジェクト
東北の経済と生活を支える物流拠点である仙台塩釜港の整備促進,仙台空港を東北の「空の玄関口」として発展させ,交流人口の拡大を実現するために,航空路線の拡充や航空需要の喚起に積極的に取り組むとともに,運用時間の24時間化や周辺道路の改善など,空港の機能強化を図る。さらに,ユーザーの多様なニーズに対応し,仙台塩釜港と仙台空港を連携させた活用などの取組を推進する。

(6)安全・安心なまちづくり推進プロジェクト
都市計画制度や開発許可制度の適正な運用等により,誰もが暮らしやすいコンパクトで機能的なまちづくりを推進するとともに,建築行政マネジメント計画に掲げる安全・安心な建築ストックの形成を図るほか,建築物の省エネルギー化及びバリアフリー化を推進する。
また,県民の豊かな住生活の安定確保及び向上を図るため,住まいのセーフティネットの充実,次世代に継承できる住宅ストックの形成などに取り組む。

(7)ストックマネジメント推進プロジェクト
公共土木施設や公共建築物の整備及び老朽化に対応するため,大学等との連携やAI等最新技術の活用により,ライフサイクルコストを削減するとともに,予防保全を基本とする計画的・戦略的なメンテナンスに取り組み,社会資本の安全性と信頼性の維持に努める。
関連
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