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タイトル 究極の目標である犬猫の「殺処分ゼロ」に向けた多角的取組
施策・事業名称 「みやざき動物愛護センター」を活用した譲渡推進及び動物愛護思想の啓発事業
都道府県名 宮崎県
分野 健康福祉
教育・文化
行政改革分野(住民・事業者視点)
事業実施期間 平成29年4月1日~
内容 【背景】

宮崎県では、平成20年4月に「宮崎県動物愛護管理推進計画(以下「推進計画」と言う。)」を策定して以降、2度の見直しを行い、「人と動物が真に共生する地域社会」の実現に向けて動物愛護に関する施策を具体化して推進してきた。
本県では、犬及び猫の殺処分数の減少等、推進計画の目標達成のため、宮崎市や関係団体と連携して動物愛護センターを活用した様々な取組を行ってきた。

【具体的な取組】

1.譲渡推進事業
(1)ホームページ「みやざきドッグ愛ランド」の運営(平成13年~)
犬猫の保護や譲渡情報を掲載することのできるサイトを開設し、保護犬の返還率の向上、保健所収容犬猫の譲渡推進、県民による迷子・預かり・譲渡情報交換の橋渡しに活用されている。
〈参考〉
「みやざきドッグ愛ランド」アクセス数:約260万件(令和2年度)、譲渡成立数:犬146頭、猫310頭

(2)毎週日曜に譲渡会を開催(平成29年~)
平成29年に、宮崎市と共同で「みやざき動物愛護センター」を設置して以降、第二種動物取扱業をはじめとしたボランティア等との連携により、譲渡先を探す一般飼養者や譲渡希望者に対する住民サービスのため、犬猫譲渡会を毎週日曜日に開催している。

2.動物愛護センター等にて不妊去勢手術を行うなど、飼い主のいない猫対策の強化(平成27年~)
飼い主のいない猫の無秩序な繁殖による周辺環境の悪化防止や殺処分減少のため、平成27年から平成30年度に実施したモデル事業の試験的運用を経て、動物愛護センター設立を機に、平成31年2月に地域猫対策実施要領を策定。
動物愛護センター等にて不妊去勢手術を行い、地域住民の自治会単位での地域猫活動を支援している。
※実績は下表。

3.教育担当専門職員を配置し、動物愛護思想の普及啓発事業「いのちの教育」の実施(平成29年~)
動物愛護思想の普及啓発の一環として、将来の社会を担う小学生などの児童を対象とした動物介在教育の一種である「いのちの教育」を教育委員会と連携して実施している。
動物を介して、豊かな人間性・社会性、規範意識の醸成だけでなく、自他の生命尊重について学ぶことで、近年社会問題となっているいじめによる自殺やいのちを軽視する言動について省みる機会の提供を行っている。
授業時間2時間(1次及び2次授業、各1時間)で、センター見学のバス代が補助対象となるモデル校と、出前が基本となる協力校で募集。
動物愛護センターに、2名の学校教育経験者(専門主幹)をいのちの教育担当として配置し、獣医師職員とのペアでいのちの教育を行っている。
※実績は下表。
関連
ホームページ
http://dog.pref.miyazaki.lg.jp/modules/addon_dci/
http://dog.pref.miyazaki.lg.jp/modules/addon_lecture/
本件問合先 宮崎県福祉保健部衛生管理課(動物愛護センター内)
0985-84-2600
doubutsuaigo-c@pref.miyazaki.lg.jp