内容 |
1 高知マリンイノベーションの推進について
高知県では、令和元年度から本県水産業の生産、流通、販売の各段階においてデジタル化を図る「高知マリンイノベーション」の取り組みを開始。
取り組みをさらに加速するため、大学や国の研究機関などの有識者で構成する「高知マリンイノベーション運営協議会」を令和2年2月に立ち上げ、協議会には「データのオープン化」や「漁船漁業のスマート化」など4つのプロジェクトチームを設置。
2 取組内容
(1)データのオープン化PT
・海洋環境調査結果や水揚げ情報などの各種情報を一元的に管理するデータベースの構築
・データベースの情報や操業の効率化に繋がる情報を一元的かつわかりやすく提供する情報発信システムの構築
(2)漁船漁業のスマート化PT
・AIを活用したメジカ漁場予測システム及び操業海域毎の漁獲情報を収集するメジカ漁獲尾数計数システムの開発
・二枚潮(上層と下層の潮の流れの向きや速さが異なる現象)の発生予測精度の向上
・急潮(突発的に発生する流れの速い潮)予測手法の開発
(3)養殖業のスマート化PT
・赤潮発生予測の開発及び予測を普及させるための餌止め試験の実施
・効率的な生産管理に向け、魚体重推計システム及び尾数カウントシステムの開発
(4)高付加価値化PT
・情報提供の迅速化や作業の効率化に資する「自動計量システム」の市場への導入
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