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タイトル 民間のクラウドサービスを活用した道路パトロールの情報を一元管理するシステムの構築
施策・事業名称 道路パトロール業務ICT管理システム整備事業
都道府県名 富山県
分野 地域振興・まちづくり
事業実施期間 令和2年7月1日~
施策のポイント クラウド型の道路パトロール業務ICT管理システム(富山県仕様)を構築し、年間利用することにより、県管理道路の維持管理に係る道路パトロール中の異状箇所、住民からの要望・苦情等を効率的に一元管理するとともに、修繕工事の発注に必要な書類作成の簡略化を可能とした。
内容 【現状と課題、事業の必要性】
・近年、道路施設の老朽化が進む中、パトロールや施設の補修などの維持管理に係る業務の増加・複雑化やコストの増加が課題。
・このため、スマートフォンなどの汎用機器やクラウドシステムなどを用いてリアルタイムに現場と事務所との情報共有を可能とすることにより、一層の業務効率化や県民サービスの向上に取り組む。
・また、IoT・AI、5G等の情報通信技術を活用して、道路維持管理の高度化、効率化を図る。

【システム内容】
(1)道路パトロールにタブレットやスマートフォンなどの汎用機器を導入し、クラウドシステムを用いて、情報を電子化・共有化
・パトロールを行う職員は、現場から異常箇所等の巡回結果をクラウドサーバへアップロードする。
・アップロードされたデータは、道路課、土木センターから即時閲覧でき、情報の共有化、正確化、迅速化が可能に。
・サーバには、日時、場所、写真データ等の情報をすべて蓄積できるため、様々な傾向の把握や、対策工法の計画立案等に活用が可能。
(2)報告書、起案様式の統一
・修繕工事の発注に当たっては、別途道路維持担当職員が計画立案、見積徴収、施工業者への修繕指示を行っているが、これまで不揃いであった報告書、起案様式を統一し、本県独自の仕様としてシステムに組み込むことで、入力された共有データをもとに、各段階で必要な調書をシステムから出力することが可能に。
(3)道路パトロール業務の民間委託業者へのサービスの提供
・道路パトロール業務を委託している民間業者にもサービス機器等を貸与し、システムサービスの利用を行っている。
(4)舗装路面の目視点検補助、劣化診断サービスの利用
・本システムサービスを活用し、パトロール車に搭載するドライブレコーダにより収集した舗装路面の画像をAI解析し、修繕必要箇所を自動集計、可視化。

【システム導入による効果】
・道路パトロールや舗装路面点検業務において、システム導入前と比較して関係職員の負担が軽減。
・異常個所が頻発する箇所などの道路属性を整理することが容易になり、効率的な道路維持管理が可能に。
本件問合先 道路課維持係
076-444-3108