政策個表

タイトル 地域みんなで牛を見守り、発情や疾病を早期発見
施策・事業名称 畜産オンライン生産システム実装推進事業
都道府県名 山口県 本件問合先 農林水産部畜産振興課
分野 農林水産 083-933-3434
a17600@pref.yamaguchi.lg.jp
施策の
ポイント
クラウドシステムや健康監視システムの活用については各県で取組が始まりつつあるが、生産者・授精師・獣医師が一体となった生産体制を構築している県は少ない。
内容 【事業内容】
畜産農家と関係機関が一体となって、牛の個体情報を集約・管理するクラウドシステムや健康監視システムを実装し、飼養管理の労力低減や子牛の生産性向上を図る。

【 1 背景及び課題 】
◯ 本県の畜産業は、中小規模経営が主体であり、酪農・肉用牛を中心に、担い手の減少や高齢化等により農家戸数は減少しており、畜産農家においてはJAの家畜人工授精師や地域のヘルパー制度を活用して労働力を補完している。

【 2 取組に至るまでの過程 】
◯ 当県では、令和元年5月に「山口県スマート畜産推進協議会(構成員:JA山口県、酪農団体、養豚・養鶏団体、畜産振興協会等)」を設立し、ICT等先進機器の活用研修会や経営モデルの実証、パンフレットを通じて先進技術の導入を推進している。
◯ 特に、繁殖成績の改善や省力化を図る上でクラウドシステムの活用は有効ではあるが、本県では一定規模以上での個人導入に限定されている。中小規模の畜産農家が多い本県においては、授精師や獣医師が一体となって先進技術を活用する体制の構築が必要であることから本取組に至った。

【 3 完成に至るまでに直面した問題・課題、その解決方法 】
◯ 台帳等を不要とする代わりにクラウドシステムへの正確なデータ入力が最重要となるため、研修会の開催等を通じて、システムの利用について習熟を深めることとしている。

【 4 ソリューション完成後の成果や効果 】
◯ 生産者を始め、家畜人工授精師や獣医師の労力軽減と併せて、迅速で的確な情報共有により、繁殖成績の向上や事故の低減による子牛生産性向上を期待する。
〇 畜産農家からは「牛の発情予定日がスマートフォンに通知されるなど、牛の管理が容易になった」、家畜人工授精師からは「管内の飼養牛情報を一元管理することができ、業務の省力化が図られた」との感想が得られた。

【 5 横展開に当たってのアドバイスや共同利用可能性 】
◯ 取組地域の繁殖成績や労力などについて、令和4年度には、県農林総合技術センター畜産技術部がデータ収集・分析を行い、客観的に効果を確認することとしており、その結果を基に横展開を図る。