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タイトル | SNSに起因する青少年の性被害防止に向けたターゲティング広告 |
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施策・事業名称 | インターネット利用適正化・性被害等防止対策 |
都道府県名 | 東京都 |
分野 |
教育・文化 その他 |
事業実施期間 | 令和3年8月20日~ |
施策のポイント |
・SNS上での出会いの危険性に関する啓発においては、全国的に警察の取組が中心であり、疑わしいツイートに警告メッセージをリプライする活動が行われており、被害抑止に大きな効果を挙げているが、他方でツイートを適時探し出すための多大な労力が必要であることや、ツイートが削除されてしまう等で対象の捕捉が困難といった課題も生じている状況。 ・本取組は、SNS上での出会いの危険性に関する啓発を行政が主導して行う先進的な施策であり、ネット上の検索や書き込みに対応して配信できるインターネット広告のターゲティング機能を活用することで、「パパ活」や「神待ち」など、SNS上で性被害等のリスクがある行動をとる可能性のある層や書き込みを削除してしまう潜在層に対して、危険性を直接訴える啓発を実施できる仕組みとなっている。 |
内容 |
・「パパ活」「神待ち」など、SNS上でのハイリスクな行動が原因で性被害等に遭うケースが起きていることを踏まえ、第32期東京都青少年問題協議会答申を受け、リスク関連ワードの書き込みや検索に対応してインターネット広告を配信し、特設HPに誘導する啓発を実施した。 ・広告に使用する動画・静止画や特設HPに掲載する事例については、SNSに起因する性被害等の支援を実施している複数の民間団体の協力・助言を得て、実態を捉えた内容となるよう配意するとともに、青少年と大人のそれぞれに向けた内容でコンテンツを制作・配信し、危険性についての理解を深化した。 ・また、ターゲティングに使用するリスク関連ワードの選定に当たっては、Twitter上の性被害関連ワード等の分析を行っている学識経験者の監修を受け、実際にSNS上に頻出しているワードを使用することで広告効果を向上させた。 ・なお、実施した広告媒体社(Yahoo!、Google、Twitter、LINE、Instagram)ごとに広告ポリシーがあり、性的な内容を含む啓発については表現内容等によっては広告出稿が困難なところ、各社と事前協議を重ねてコンテンツ等を準備し、出稿を実現した。 |
関連 ホームページ |
https://www.pnavi-sns.metro.tokyo.lg.jp/ |
https://www.stop-u18sos.metro.tokyo.lg.jp/ | |
本件問合先 | 生活文化スポーツ局都民安全推進部都民安全課 |
03-5388-3169 | |
S1120302@section.metro.tokyo.jp |