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タイトル | 生理用品が「必要な時に必要な人の手に渡る」環境を整備し、女性の不安を軽減 |
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施策・事業名称 | 県有施設への生理用品の配置、私立学校への生理用品配置に係る援助 |
都道府県名 | 群馬県 |
分野 |
健康福祉 その他 |
事業実施期間 | 令和3年5月6日~ |
施策のポイント |
全国に先駆けて「県有施設での生理用品の無償提供」及び「私立学校への生理用品配置に係る援助」を行うことを決定。 ベンチャー企業と連携し、スマホをかざすと無料で生理用品を受け取れる配布機(ディスペンサー)を都道府県庁としては全国で初めて設置。 |
内容 |
<背景・経緯> 新型コロナウイルスの感染拡大により、雇い止めやDVの増加など、不安や困難を抱える女性が増加し、特に、経済的な理由などで生理用品が十分に用意できない、いわゆる「生理の貧困」が問題となっていた。 また、SDGsのジェンダー平等の実現に向けて、女性が公共施設のトイレを使用する際の経済的な負担を解消する必要性が高まっていた。 <目的・ねらい> コロナ禍で困難を抱える女性をはじめ、経済的に困窮する女性や女子生徒・学生への支援のほか、SDGsのジェンダー平等の推進を県内全域に広げていくため、生理用品を必要な時に必要な場所で受け取れるきっかけづくりを行う。 <事業の概要> (1)県有施設での生理用品の無償提供 広く県民が利用する県有施設への配置にあたっては、各施設に適した設置方法(オイテル社製配布機、手動式配布機、プラスチックケース)を選択。 (2)私立学校への生理用品配置に係る援助 生理用品配置の趣旨に賛同し、学内配置を継続する私立学校に対し、令和3年度分(6カ月分)の生理用品を提供することにより、各私立学校の生理用品の購入負担の軽減及び取組を促進。 <実績・効果> (1)県有施設での生理用品の無償提供 ・オイテル社製配布機(ディスペンサー) 「県庁舎」、「昭和庁舎」、「自然史博物館」の3施設に合計6台設置 ・県立学校等86校(一部の女子トイレ) 県立大学、県立高校、特別支援学校、産業技術専門校、農林大学校 ・県有施設42施設(一部の女子トイレ) 地域機関合同庁舎、文化・スポーツ施設等、議会庁舎 (2)私立学校への生理用品配置に係る援助 68校 高校、短期大学、大学、特別支援学校、専修学校、各種学校 ・県有施設や県立学校など、様々な施設への生理用品の配置は、男女共同参画の理念が、従来の講座等の開催による普及啓発から一歩踏み込んで、生活レベルで具体的な取組として実現した。 ・全ての県有施設だけでなく、私立学校や専修・各種学校まで支援を拡大したことにより、県内全域で取組の気運を高めることができ、将来的に、市町村の小中学校や県内の商業施設等で配置をしていただくための布石となった。 <今後の取組> ・オイテル社製配布機(ディスペンサー)を希望する県有施設について、設置を進める。 ・小中学校を運営する市町村や民間の商業施設などへ取組を呼びかけていく。 |
本件問合先 | 生活こども部生活こども課男女共同参画室 |
027-226-2902 | |
seikatsuka@pref.gunma.lg.jp |