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タイトル | 食品ロス「ゼロ」へ~群馬県未利用食品マッチングシステムを構築~ |
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施策・事業名称 | 未利用食品マッチングシステム構築 |
都道府県名 | 群馬県 |
分野 | 環境 |
事業実施期間 | 令和3年10月12日~ |
施策のポイント | 食品関連事業者等で発生する未利用食品を有効活用するため、食品提供側(食品関連事業者等)と食品受取側(フードバンク等)をWeb上でマッチングするシステムを構築しました。 |
内容 |
<背景・経緯> まだ食べられるのに廃棄されている食品、いわゆる食品ロスは、2019年度、日本全体で570万トン、群馬県内では11.6万トン発生したと推計されている。このうち半分強を占める事業系の食品ロスは、有効活用の可能性があるにもかかわらず、以下のような状況の下で、有効活用されていない。 ・食品提供側(食品関連事業者等):食品の受取先(寄付先)についての情報が乏しく、受取先を開拓しづらい。 ・食品受取側(フードバンク、子ども食堂等):食品の提供元を増やしたいが、どのような企業が食品を提供してくれるか情報が乏しい。 <目的・ねらい> 食品関連事業者等で発生する未利用食品が支援の必要な人に届く仕組みを作り、食品ロスの削減と食品を必要とする人への支援を同時に達成する。 <事業の概要> 従来、食品提供側が受取先ごとに連絡・調整していた未利用食品の情報(食品の種類、数量、賞味期限等)をシステムに登録する。食品受取側は、システムへアクセスして、必要な情報を入手する。これらにより、互いの情報をWeb上で一元的に共有することができ、未利用食品のリアルタイムマッチングが実現される。 <実績・効果> 未利用食品の情報を共有することで、食品取引に関する連絡事務が省力化されると同時に、未利用食品に関する情報探索・トレーサビリティーの確保が容易になる。食品提供側は、安心して食品を提供でき、未利用食品の取引が飛躍的に増加すると期待される。また、賞味期限が迫った食品でも時間を置かずにマッチングして供給することが可能となり、未利用食品の有効活用が進み、食品関連事業者等から発生する食品ロスの削減につながる。 <今後の取組> システム利用者(食品関連事業者、フードバンク等)を増やして、情報の充実を図る。また、システムの運用により明らかになった課題を改善し、より使いやすいシステムへとアップグレードする。 |
本件問合先 | 環境森林部廃棄物・リサイクル課 |
027-226-2853 | |
hairi-ippai@pref.gunma.lg.jp |