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タイトル | LINEで手軽に都市基盤施設の不具合を通報できる「まいど通報システム」の運用について |
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施策・事業名称 | まいど通報システム |
都道府県名 | 大阪府 |
分野 | 行政改革分野(住民・事業者視点) |
事業実施期間 | 令和3年7月21日~ |
施策のポイント |
●大阪府における都市基盤施設の不具合に関する府民からの通報は年間約1万4千件(主に電話や窓口対応)。 ●大阪スマートシティ戦略に基づく行政DXの取組みの一環として「LINE」で簡単に通報できるシステムを導入することで、電話での煩わしい説明や、府民が事務所へ出向く必要がなくなり、手軽に24時間いつでも通報することが可能となる。 |
内容 |
1 目的 都市基盤施設の不具合に関する府民からの通報手段は、従来から電話や窓口での対応によるものであったが、府民が手軽に、より簡単に、24時間通報できるよう、新たな通報システムの開発を行った。 2 システム概要 1) 開発経緯 システム開発にあたっては、SNSの中で最もユーザー数が多く、行政システムとしても浸透している「LINE」を媒体とし、令和3年7月21日より、通報件数の多い道路施設を対象として「大阪府道路通報システム」の試行運用を開始。 併せて、システムの機能向上を目的とした利用者アンケートを同年11月30日まで実施し、その結果を踏まえ、令和4年2月1日より、新たに府管理河川と府営公園を通報対象に追加するとともに、警察所管の横断歩道等に関する通報についても対応できるよう関係機関の協力を得て改良を行い、「大阪府道路・河川・公園通報システム」として本格運用を開始した。 本格運用と併せて、より府民の皆様にご利用いただけるよう、親しみやすいシステムの愛称を令和4年2月28日まで募集し、451件の応募の中から「まいど通報システム」を本システムの愛称に決定した。 2) 開発・運用費用 LINE株式会社が提供しているサービスである「LINE for Business」の無料機能を利用して、職員により開発・運用を行っているため、開発費等は掛かっていない。 3) 通報ステップ 最初に通報したい施設を「道路施設」、「河川施設」、「府営公園」、「信号機/道路標識・標示※」の中から選択してもらい、その後(1)エリアの選択、(2)道路の種類(道路施設の場合)、市町村(河川施設の場合)、公園名(府営公園の場合)の選択、(3)不具合内容の選択、(4)写真・位置情報の送信、の4ステップで操作を行い、文字入力を伴わずタップ操作のみで感覚的に通報できるよう構築を行っている。 ※「信号機/道路標識・標示」を選択した場合、大阪府警察本部のホームページに移動。 4) 自治体及び国土交通省との連携 府域ほぼ全ての自治体及び国土交通省(大阪国道事務所)と連携しており、7市のLINE公式アカウントや31市町のホームページ等及び大阪国道事務所のホームページにリンクすることで、それぞれの所管道路に関する通報の窓口としても利用できる。 5) 通報への対応状況の公表 ひと月毎の件数を取りまとめたうえで、直近3か月分の対応状況(対応完了、対応予定等)について、大阪府ホームページ上で毎月公表している。 3 今後の取組み 試行運用時の利用者アンケートにおいて223件の回答をいただいており、今後の通報手段を「本システム」と回答された方がほとんどであったことから、府民にとって非常に有意義な通報手段として活用いただけているものと認識している。 今後も、より多くの方に本システムをご利用いただけるよう、府公式SNSによる発信などを通じて、更なるシステム周知・広報に努めていく。 |
関連 ホームページ |
https://www.pref.osaka.lg.jp/jigyokanri/dorotuho/index.html |
本件問合先 | 大阪府都市整備部事業調整室事業企画課維持・情報グループ |
06-6944-9269 | |
jigyokikaku-g03@gbox.pref.osaka.lg.jp |