先進政策バンク詳細ページ
タイトル | 産業イノベーション |
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施策・事業名称 | 広島の強みを生かした新成長産業の育成 |
都道府県名 | 広島県 |
分野 | 商工・労働 |
内容 |
1.現状と課題 地球温暖化対策を含めた環境・エネルギー分野は人類共通で取り組むべき重要な課題であり,産業面においてもこの分野の成長が更に見込まれていることから,より高い目標を掲げて海外展開を行う必要がある。また,これまで取り組んできた個社の既存製品の海外への販売促進支援に加え,将来の環境・エネルギー産業を牽引する新たなビジネスを創出する取組が必要である。 平成23年度から10年間実施した医療関連産業クラスター形成事業において,医療機器等のデバイス開発を中心として,県内企業によるビジネス拡大の取組を展開し,医療機器生産額は,取組開始前の90億円から令和元年度に365億円と約4倍となるなど一定の成果があった。 一方で,国の「健康・医療戦略」などに基づく健康長寿社会形成に向けた取組に呼応し,また,人生100年時代,ウイズコロナの時代にあっては,健康志向やヘルスケアへのニーズがより一層高まると考えられることから,ものづくり企業による医療機器等のデバイス開発に加えて,サービス提供事業者が行うヘルスケアサービスも含め,幅広い意味での医療・健康関連産業をターゲットとした取組に拡大して事業を実施することが必要。 2.めざす姿 環境・エネルギー分野の産業集積の形成 健康・医療関連産業の創出 3.取組の方向 ・これまでの取組で構築した海外のネットワークを活用して海外展開支援を加速させるとともに,国内においても,本県が長年にわたり培ってきたことにより強みとなっている産学官連携の取組を活かして新たなビジネスを生み出す ・県内企業の意欲的な取組を総合的に支援することにより,健康・医療関連産業の創出を促進 ・ゲノム編集技術や医療系研究拠点をもつ広島大学とも連携を図り,幅広い分野での新事業展開等を支援 4.基本事業 ◆環境・エネルギー産業集積促進事業 ○海外展開の加速化 民間活力を最大限活用するとともに,これまでの取組で構築した海外の政府機関や環境団体とのネットワークを活用し,今後さらに拡大が見込まれる海外市場への展開を行い,地球温暖化対策やSDGsの達成に向けた取組を行うとともに,世界に貢献する広島の地域ブランドイメージ向上を図る。 (1)民間企業の海外ネットワークを活用した海外販路開拓強化 (2)協定締結先都市と連携したプロジェクト形成 ○産学官SDGsビジネスの推進 SDGsをビジネスチャンスと捉え,産学官の連携により,環境面と産業面との調和を図りながら,先進的に環境とビジネスとの好循環を生み出し,広島県の産業構造や地域特性を活かした環境・エネルギービジネスを創出し,広島県内及び他県への横展開を進める。 (1)産学官連携補助金による新ビジネス創出支援 (2)産学官連携研究会の開催による新たなビジネスモデル開発支援 ◆健康・医療関連産業創出支援事業 〇 医療機器,再生医療等製品,福祉用具のデバイスに加え,医薬品,機能性表示食品等,ヘルスケアサービスもターゲットとし,事業化支援や補助金等による開発促進,マッチングなどによる総合的支援を継続し,県内企業による生産拡大・受注拡大を図る。 ○ 治験・臨床研究の場である「実証フィールド」を新たなターゲット分野(医薬品,機能性表示食品等,ヘルスケアサービス)に向けて拡大し,現場ニーズに即した事業化を促進する。 ○ 広島大学の医療系研究拠点(未病・予防医科学共創研究所,国際感情研究センター等)との連携を図り,大学の研究資源を活用した事業化を促進する。 ○ 革新的な医療機器等の開発をけん引する人材の育成・集積を図るため,バイオデザインを推進する。 ○ 健康・医療関連分野と親和性の高いゲノム編集技術については,国内外の技術開発を牽引する取組を進める広島大学とも連携し,幅広い分野での,県内企業による産業活用を促進する。 |
関連 ホームページ |
(環境・エネルギー)https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/77/ |
(健康・医療) https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/229/ | |
本件問合先 | 広島県商工労働局イノベーション推進チーム |
(環境・エネルギー)082-513-3364、(健康・医療)082-513-3351 | |
(環境・エネルギー)syo-kankyo@pref.hiroshima.lg.jp、(健康・医療)syoikourenpt@pref.hiroshima.lg.jp |