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タイトル 次世代林業プロジェクト
施策・事業名称 次世代林業プロジェクト 〜10年後の生産・消費倍増へ〜
都道府県名 徳島県
分野 農林水産
人口減少対策
内容 ◎平成27年7月より「新次元林業プロジェクト」に拡充

【背景・ねらい】
これまでの「林業再生プロジェクト」(H17年度~)と、「林業飛躍プロジェクト」(H19年度~)により、県下一円に高性能林業機械の導入が進み、間伐材の生産量が飛躍的に増加。また、多くの製材工場やプレカット工場のほか、四国唯一の大型合板工場や、全国に4社しかないMDF(中質繊維板)の木質ボード工場の一つが立地する徳島ならではの強みを活かし、間伐材を「根元から梢まで」総合利用する体制を構築してきた。
一方、本県の森林資源は、この半世紀で3倍にまで増加。特に、スギの人工林は、今後5年以内に、半数が「50年生以上」と、全国よりいち早く「間伐から主伐」の時代へと突入する。
また、平成22年5月、国は「木材利用促進法」制定、県も同年12月、県民総ぐるみで取り組む道標として「とくしま木材利用指針」を策定し、木材利用を強力に進めようとしている。
そこで、川上の「林業生産」、川中の「木材加工」、川下の「木材利用」を一体的に推進することで、かつて山村の経済・雇用、地場産業の木材業・家具製造業を支えた「林業の復権」を目指しプロジェクトを展開する。

【目標】
(1)10年後:県産材の生産・消費量の「倍増」
現状(H21)20万m3 → 4年後(H26)30万m3 → 10年後(H32)40万m3

(2)10年後:「県産材自給率」70%
現状(H21)40% → 4年後(H26)55% → 10年後(H32)70%

【主な施策】
■「林業生産」(川上)
・間伐のみらなず主伐も含めた増産に向け、従来の「間伐団地」(30ha)より
大規模な「高能率団地」(300ha規模)の設定 (H21)- → 60団地
・「先進機械の導入」による生産性の向上
先進林業機械の導入数:(H21)25セット → (H26)45セット
生産性:(H21)「機械3点セット」5m3/人・日
→ (H26)<間伐>「機械4点セット」 8m3/人・日
<主伐>「新架線システム」10m3/人・日
・ステップアップ方式による「林業プロフェッショナル」の体系的な養成
(H21)120人 → (H26)250人

■「木材加工」(川中)
・県産材の増産に対応し、効率的な加工体制の整備、製材JASの取得推進
(H22)11工場 → (H26)16工場
・産官学連携による「木材利用創造拠点」を設置(H24)し、徳島すぎの新用途開発

■「木材利用」(川下)
・「とくしま木材利用指針」に基づく「県産材倍増10UP運動」の実践
「10UP運動推進協議会」、「利用技術専門検討会」設置(H23)
・「とくしま県産材利用促進条例」制定(H24)
・「県産材消費量」部門別:(県内・公共)(H21) 1.2 →(H26) 1.8万m3
(県内・民間)(H21) 5.8 →(H26) 8.7万m3
( 県外出荷 )(H21)13.0 →(H26)19.5万m3
・「関西広域連合」を契機に「徳島すぎ」を「関西の木」として普及
・「東アジアなど新興国」への輸出の挑戦
次世代林業プロジェクト(イメージ図)
次世代林業プロジェクト(イメージ図)
関連
ホームページ
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本件問合先 スマート林業課
088-621-2457
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