平成26年06月 舛添要一東京都知事

   このたび、東京都知事に就任しました舛添要一でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

   2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。これもひとえに招致を盛り上げて下さった全国の皆様の御支援、御協力の賜物であり、改めて御礼申し上げます。私は、この大会を史上最高の、日本全国が盛り上がる大会にしたい、と思っております。これは当然、東京だけの力で成し遂げられるものではありません。スポーツ界、政府、経済界との連携はもちろん、何よりも、全国の自治体、全国の地域の方々の協力が不可欠であります。まさに、2020年のオリンピック・パラリンピックは、日本全体のオリンピック・パラリンピックであります。

 

 海外からは、たくさんのお客様がいらっしゃいます。日本は新幹線をはじめ、公共交通が発達していますから、東京でオリンピック・パラリンピックを見た後で、日本各地を旅行する方も大勢いるでしょう。北海道、東北、関東、中部、関西、中国、四国、九州。日本各地に、地域ごとの素晴らしい魅力があり、特産品があり、日本文化の奥深さがあります。海外の方に日本を知ってもらい、好きになってもらう絶好のチャンスだと思います。

 それから、日本全国の皆様にも、是非、東京を訪れて、オリンピック・パラリンピックを直にその目で見てもらいたいと思います。前回の1964年東京オリンピックのとき、私は福岡県の高校生でしたが、目の前を通り過ぎる聖火ランナーの姿を今でも忘れておりません。あの聖火は、日本の輝く未来をはっきりと照らし出すものでした。特に将来を担う若い方々には、ボランティアなど、どんな形でもいいのでオリンピック・パラリンピックに参加してもらって、そこで得た夢と希望を胸に、これからの日本を明るくしていってほしいと思います。

  2020年オリンピックパラリンピックを契機として、日本をさらに発展させるにあたっては、防災の問題、福祉の問題、エネルギーの問題など難しい問題が山積しています。地方分権も進めなければなりません。国と地方との間の税財源に関わる問題についても、しっかりと物を申していく必要があります。地域それぞれで直面する課題は異なりますが、お互いの知恵を持ち寄り、ノウハウを共有して学び合えば、きっと解決策は見出せます。それぞれの地方の長所、その多様性が、21世紀の日本を盛り上げていくと思います。全国の皆様と活発に意見交換をしながら、東京を明るくし、日本を元気にするため、全力で取り組んでまいります。