平成26年11月 浜田恵造香川県知事

   国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、今後何も対策をしないという前提で、現状から四国4県の人口を推計すると、私たちが生きている間に、香川県の人口に匹敵する100万人ほどの人口が減少するとの予測がなされています。この人口減少問題は、地方に共通する課題の一つであり、香川県でも全国平均を上回るペースで進んでおり、私はこれまでも非常に強い危機感を持って対策に取り組んでまいりました。

   2期目の就任にあたっては、人口減少問題を最重要課題として、さらにスピード感を持って取り組むこととし、先般、「香川県人口減少・活力向上対策本部」を設置しました。

   人口が減少すると、地方の活力や生活基盤が失われ、ますます人が流出していくという悪循環が生じます。その悪循環を食い止め、逆に好循環に転換していくためには、私は、「新しい成長」が必要であると考えています。

   成長によって生まれる働く場は安定した生活につながり、観光や各産業の成長は、交流人口と定住人口の増加となって、新たな発展をもたらすという好循環を生み出します。そうした好循環が、安全で結婚・出産、育児、教育、医療・介護に安心できる社会につながります。

   そのような笑顔あふれる香川の実現を目指して、「もっと変える、もっと変わる。」を旗印に、自ら先頭に立ち、次の3つの取組みを柱とする施策を推進していきたいと考えています。

   まず、第1の柱は、「成長する香川」です。足腰の強い地域経済を確立するとともに、産業を振興して雇用の拡大を進め、人口の社会増を目指していきます。そのため、香川発の夢の糖である希少糖やオリーブなどの香川独自の資源を成長産業に育成・集積するとともに、攻めの農林水産業を推進します。

   第2の柱は、「信頼・安心の香川」です。南海トラフ地震などに備えた周到な防災・減災対策を強力に進めるとともに、少子化対策に全力で取り組み、「子育て県かがわ」を目指します。また、健康長寿を実現し、死亡事故ゼロ・犯罪ゼロの香川を目指します。

   そして、第3の柱は、「笑顔で暮らせる香川」です。クリーンで快適なふる里づくり、農山漁村の元気づくりを推進するとともに、何よりも女性が輝く香川を目指します。また、教育の充実を図るとともに、世界に発信できるアート県ブランドを確立します。

   このような施策を実施していくにあたっては、無駄を省き、効率的な行政を進めて、子供たちの将来のために財政の健全化を図るとともに、県民本位の県政を徹底してまいります。