平成27年01月 内堀雅雄福島県知事

   このたび、福島県知事に就任しました内堀雅雄です。どうぞよろしくお願いいたします。

  大震災と原発事故から間もなく4年を迎えようとしております。この間、全国の皆さんからいただいております数多くの御支援に対しまして、改めて心から感謝申し上げます。


  いまだ十二万を超える県民の皆さんが避難生活を続け、原発事故収束への見通しも不透明であるなど、福島県は依然として厳しい状況が続いておりますが、この困難を乗り越え、県民が誇りとする美しく豊かなふるさとに輝く光を取り戻し、未来に向かって新たな社会の形を示していくことが、未曽有の複合災害を受けた被災地の知事としての使命であると思っております。

   その実現のため、今後の県政運営の基本姿勢として「継往開来」「現場主義」「進取果敢」という3つのキーワードを掲げました。

   「継往開来」とは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開くという言葉であります。福島県が本物の復興を実現していくためには、これまでの取組の成果をしっかりと受け継ぎつつも、状況に応じて復興政策を柔軟に変えていくことが重要であり、福島県を築いてきた先人の方々、復興に関わってこられた方々への感謝の思いを力に、これまでの取組やその成果を引き継ぎ発展させ、未来を切り開いてまいります。

   その基盤となるのが現場の声であります。私自らが率先して現場に出向き、市町村や地域の声をきめ細かく聴いて、それを着実に県政に反映させていく「現場主義」を徹底してまいります。そして、山積する課題に対して、これまでの先例や発想にとらわれず、新しいことに果敢に挑戦する「進取果敢」の姿勢を貫き、結果を出してまいります。

   この3つの姿勢を県庁全体の意識風土として醸成しながら、福島県の復興を、「進める」進化、「深める」深化、「新たなものとする」新化の3つの意味で「シンカ」させ、発展させてまいりたいと考えております。

   原子力災害によって、福島県はカタカナの「フクシマ」、ローマ字の「FUKUSHIMA」へと変換されてしまいました。この「フクシマ」に付いたネガティブな印象を逆転させ、「福島の悲劇」を「福島の奇跡」に変えていくため、私が先頭に立って、福島に心を寄せる全ての方の力を結集し、魅力と誇りにあふれる「新生ふくしま」を実現させてまいる決意であります。

   今後とも、全国の皆さんの御支援・御協力をよろしくお願いいたします。