平成27年02月 翁長雄志沖縄県知事

ハイサイ グスーヨー チューウガナビラ。

(こんにちは 皆さん、ごきげんいかがですか。)

   昨年12月に沖縄県知事に就任いたしました翁長雄志です。よろしくお願い申し上げます。

   私は、平素から「しまくとぅば」(島言葉=沖縄方言)の普及啓発に取り組んでおります。「しまくとぅば」は、沖縄文化の根源であり、沖縄の誇りある伝統や文化を次世代へ継承するため、行政のトップとして、日頃から使用の励行に努めております。

   私は、県政運営にあたり、沖縄が持つ地域力、文化力、伝統力、人間力、自然力、離島力、共生力、経済力など、大いなる可能性を秘めたソフトパワーで沖縄の未来を拓いていくことが重要であると認識しております。その上で、経済発展、生活充実、平和創造の3つの視点から施策を展開してまいります。

   経済振興については、成長著しいアジアのダイナミズムと連動し、国際物流拠点の形成、情報通信関連産業、観光リゾート産業の振興などリーディング産業の拡充・強化から既存の地場産業の活性化まで、沖縄の地域特性を活かした広範な施策を展開し、日本のフロントランナーとして、日本とアジアの架け橋となる役割を担っていきたいと考えております。

   県民の生活充実に向けては、県下市町村が熱心に取り組んでおられる協働のまちづくりを県全体でネットワーク化し、こどもや高齢者の笑顔が輝き、女性や障害のある方などの力が活かされる活気に満ちた幸せ感あふれる社会を創り上げてまいります。

   平和創造については、基地の整理縮小を進め、豊かな生活に導く土地活用を展開いたします。昨年11月の県知事選挙では、米軍基地問題が最大の争点となり、私は、美しい大浦湾を埋立てて普天間飛行場を名護市辺野古に移設することは止めてもらいたい、県外または国外に移設するべきであると訴えて当選いたしました。

   私は、日米安全保障体制の必要性は理解しております。しかしながら、戦後69年を経た今もなお、国土面積の約0.6%しかない沖縄県に約74%の米軍専用施設が存在する状況は、理不尽であると考えております。

 県民総所得に占める基地関連収入は、昭和40年度で30.4%、本土復帰時の昭和47年度は15.5%、現在は5%未満となっております。これまでに返還された軍用地跡地には、新たな市街地形成が進み、税収や雇用が大幅に増加するなど飛躍的な発展を遂げております。今や米軍基地は、沖縄経済発展の阻害要因となっている状況であります。

   皆様の地域ではそれぞれの課題があることは承知しておりますが、日本の安全保障は全国的な課題であり、日本国民全体で考えていく必要があると思います。全国の皆様の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

 ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。イッペーニフェーデービル。

 (よろしくお願いいたします。誠にありがとうございました。)