平成27年11月 三村申吾青森県知事

県産米新品種『青天の霹靂』のブランド化に向けて

 

   世界自然遺産・白神山地を始めとする豊かな森に降り積もった雪は芽吹きとともに溶け出し、森が育んだ土壌に蓄えられ、里の田畑を潤し、やがて、県の三方を囲む海へと到達して、豊かな恵みをもたらします。

   この「水」や「土」、そして正直で生真面目な「人」が、世界トップレベルの品質を誇るりんご、全国一の生産量のにんにくやごぼうなどの農産物や、日本のトップブランド「大間まぐろ」、ホタテガイなどの水産物といった、全国の皆様に自信を持ってお届けできる山の幸、海の幸を生み出してきました。

   本県では、このように恵まれた農林水産資源と、それを支える生産基盤や元気のある“人財”を強みとして、平成16年度から「攻めの農林水産業」を進めてきており、農林水産業の成長産業化の実現を目指し、取り組んでいるところです。

   豊かな農林水産品に恵まれた本県ではありますが、お米に関してはこれまで、東北・北海道で唯一「特A米」を持たない県でした。「高い評価をいただける米が青森県で作れないはずは絶対にない。誰もが驚くような旨さの米を全国に届けたい」との思いでありました。

   そしてこの度、青森の米づくりの経験と情熱の全てを注ぎこんだ、最高レベルのお米を生み出すことができました。それが「青天の霹靂」です。青天の「青」は青森の青、「天」は遙かに広がる北の空。「霹靂」は稲妻です。晴れわたった空に突如として現れる稲妻のような、鮮烈な存在にしたいという思いを名前に込めました。

   日本穀物検定協会の平成26年産米の食味ランキングで、本県初の特A評価を取得した「青天の霹靂」は、粒がやや大きめのしっかりしたお米で、ほどよいツヤとやわらかな白さが特徴。しばらく保温していても、つぶれない適度なかたさ。食べごたえがあって、しかも重すぎない。粘りとキレのバランスが良く、上品な甘みの残る味わい。思わずおかわりしたくなるおいしさです。

   平成27年産は、県内を中心に販売しますが、情報発信力の高い首都圏等でも食べていただき、名前だけではなく、そのおいしさを知ってもらいたいと考えています。

    このため、首都圏等の高級飲食店とタイアップしたフェアの開催、県職員で結成した「青森県庁ごはん部「青天の霹靂」PR隊」や関係団体が一丸となったPR活動を展開し、知名度向上によりファンを拡大しながら、ブランド化に向けた取組を進めています。

   また、この「青天の霹靂」を通じて、「青森のお米はおいしい」ということを全国の皆様に知っていただくことで、「つがるロマン」や「まっしぐら」といったこれまでのお米も含めて「あおもり米」全体の評価向上につなげていきたいと考えています。

   青森の森の力、水の力、土の力、そして人の力が生み出した自信作「青天の霹靂」、御愛顧のほど、よろしくお願いします。