平成28年02月 高橋はるみ北海道知事

つながる!ひろがる!北海道新幹線

  

   アイヌの人々のあいさつで、「こんにちは」という意味です。この言葉で、皆様を北海道にお迎えできる日が近づいてきました。

   3月26日に北海道新幹線(新青森・新函館北斗間)が開業し、北海道から鹿児島まで2,150㎞が新幹線でつながります。私たち北海道民にとって、整備計画の決定から42年余り、待ちに待った新幹線がようやくやって来るという熱い想いで開業日を迎えようとしています。

   北海道新幹線の開業は、首都圏はもとより、北関東や東北地域との間で、観光やビジネスなど、様々な分野での交流が飛躍的に拡大するチャンスです。天候の影響を受けにくく、安定的な交通手段である新幹線を利用され、多くの方々に来道していただくことを期待しています。

   北海道は、世界自然遺産の知床や雄大な釧路湿原、そして、北海道の屋根と言われる大雪山連峰などに代表される優れた自然環境に恵まれており、湿原に暮らすタンチョウや美しい高山植物など、そこに棲んでいる希少な野生生物との出会いも魅力の一つです。また、世界の人々を魅了するニセコのパウダースノーや旭川・富良野・十勝エリアなどの美しいガーデンなど、思い思いの形で北海道を体験していただくこともできます。さらに、安心・安全な農産物や採れたての海の幸を活かした料理の数々、ジンギスカンなどのご当地グルメ、新鮮な乳製品から生まれるスイーツなど豊かな食にあふれ、最近では、道産の原材料にこだわったビール、ワイン、日本酒など北海道産のお酒も充実しています。エリアや季節によって、多種多様な楽しみ方のできる北海道を大いに満喫していただきたいと思います。 

   また、開業を機に新幹線を使って道南と東北を周遊するといった新たな観光ルートづくりを東北地域と連携して進めていくことも重要と考えています。

   北海道と北東北には、優れた技術と豊かな精神性を持ちながら約1万年間続いた縄文文化がありました。海外の専門家からも高い評価を得ており、この縄文文化を今に伝える遺跡群の世界遺産登録を目指した取組も、青森県、岩手県、秋田県と協力しながら加速していきたいと思います。
 

   新幹線の開業は、北海道にとって、まさに歴史の1ページとなる新たな時代の幕開けです。これを契機に、各地域との交流を活発にすることで、道内はもとより、日本全体を活気づけることができるよう、皆様と力を合わせて取り組んでいきたいと思います。