平成29年01月 米山隆一新潟県知事

米山隆一新潟県知事   このたび新潟県知事に就任いたしました米山隆一です。どうぞよろしくお願いいたします。

   2016年の知事選挙では原発問題が大きくクローズアップされましたが、私は、今までややもすると置き去りにされてきた、命と暮らし、個人と生活に対する県民の皆様の想いが結実したものであると考えております。その気持ちに応えるべく「命と暮らしを守り、現在と未来への責任を果たす県政」の実現に向けて、「安全への責任」、「食と農を守る責任」、「命への責任」、「雇用への責任」、「住民参加への責任」、「教育への責任」の6つの柱を掲げ、全力で取り組んで行きたいと思います。

  さて、現在、本県を含め多くの地方に共通の大きな課題が、地方の再生と、人口減少問題への対応です。本県の人口は今まさに減少を続けており、長年続いてきた進学や就職を契機とした社会流出が、出生数の減少にもつながるという連鎖の構造が生じつつあります。

 私は、この連鎖を止め、人口減に歯止めをかけて増勢に転ずるために、新潟県として出生数の増加や人口の流入促進・流出抑制に有効な施策をできる限り講じると同時に、国にも必要な施策の実行を他の先輩知事の皆様とともに、強く働きかけてまいりたいと思います。

 一方で、私は、地方間で、また地方と東京の間で、若者を取り合うような政策に、あまりこだわるべきではないとも考えています。重要なのは、新潟県が、暮らしやすく、子育てしやすく、学びやすく、働きやすい地となり、県民の皆様の幸福が少しでも増え、不幸が少しでも減ることであり、新潟県の人口は、そうやって日々の暮らしの中での幸福が実現することによって、自然と増えていくべきものだと考えています。

 そのために、私は、大きな課題として、糸魚川大火の災害の復旧に全力で取り組むとともに、①原発事故の徹底的な検証 ②新潟県版給付型奨学金の創設 ③県民健康ビッグデータシステムの構築 などに取り組み、福祉・医療・教育・産業・雇用・インフラ整備などの県政のあらゆる分野での取組を総動員して、新潟県の総合的魅力を高めていきたいと思います。

 これからの一年も、変わらず、県政の様々な課題の一つ一つに対し、真摯に、丁寧に、そして国、都道府県、市町村、関係団体の皆さまとも連携して、全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。