令和元年11月 村井 嘉浩 宮城県知事

宮城県知事顔写真
   はじめに,この度の令和元年台風第19号の暴風雨による災害により,お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに,被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます。
   本県においても,県内各地で甚大な被害が発生したことから,一日も早い復旧・復興に向け,市町村や関係機関と連携しながら全力で取り組んでまいります。また,今回の台風はもとより,東日本大震災以降,全国各地の多くの皆様から多大なる御支援をいただいておりますことに改めて心より感謝申し上げます。
   さて,人口減少や少子高齢化など社会構造が変化していく中で,震災からの復興を成し遂げ,地域経済の活性化と魅力ある地域づくりを実現していくためには,交流人口を拡大し,経済や雇用への効果が期待される観光産業が極めて重要なカギを握っております。
   本県の観光客入込数は,ほぼ震災前と同水準まで回復しましたが,沿岸部などの一部の地域では,未だ震災前の水準には至っておりません。また,来年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を控え,全国的に訪日外国人観光客数が急激に増加している中で,東北地方は他地域に比べ低い伸びとなっていることから,本県では戦略的に観光施策に取り組んでいるところです。
   近年では,宮城県ゆかりの方やキャラクターとタイアップした通年型の観光キャンペーンを展開することで,誘客促進を図っております。
   昨年度は,10代から40代の女性親子をターゲットに,本県出身の八乙女光さんがメンバーの「Hey! Say! JUMP」にキャンペーンキャラクターを務めていただき,多くの方々に宮城をPRしていただきました。
   今年度の上半期は,親子三世代をターゲットに,アニメ「サザエさん」とタイアップしたキャンペーンを展開,サザエさん独特の世界観で宮城の観光地を表現していただきました。そして,今年度の下半期は,多くの方々に沿岸部を旅していただきたいという想いから,株式会社ポケモン様とタイアップし,水上の乗り物ポケモン「ラプラス」をキャンペーンキャラクターとして,宮城を巡るさまざまな企画を展開していく予定です。
観光キャンペーン「ラプラス+宮城巡り」 世界にひとつしかないオリジナルデザインの「ラプラス・マンホール」は、宮城県内沿岸15市町にそれぞれ設置しています
観光キャンペーン「ラプラス+宮城巡り」 世界にひとつしかないオリジナルデザインの
「ラプラス・マンホール」は、宮城県内
沿岸15市町にそれぞれ設置しています
   また,本県では,新しい体験型・滞在型の観光コンテンツとして,自然や歴史,食などを楽しみながら歩くトレッキングコース「宮城オルレ」を推進しております。
   昨年秋にスタートした「気仙沼・唐桑コース」,「奥松島コース」に続き,今年度は,雄大な渓谷が抱く自然と1200年の歴史を誇る温泉を楽しむ「大崎・鳴子温泉コース」がオープンいたしました。
   昨年のコース開設以来約1年間で,一万三千人以上の方に楽しんでいただいており,コース増加の相乗効果で,国内外からの誘客が更に進むことを期待しているところです。   
奇岩・絶壁にたたきつける波の音を聞きながら光り輝く海と緑の半島を歩く「気仙沼・唐桑コース」 縄文の古から続く松島の原風景を肌で感じる「奥松島コース」
奇岩・絶壁にたたきつける波の音を聞きながら
光り輝く海と緑の半島を歩く「気仙沼・唐桑コース」
縄文の古から続く松島の原風景を肌で感じる
「奥松島コース」
   震災前よりも魅力ある宮城を創り上げるため,力を合わせて頑張っておりますので,是非,四季折々に変化する自然,歴史と文化,海・山・大地が育む多彩で豊かな食を楽しみに本県に足をお運びいただき,宮城の魅力を存分に楽しんでいただければと思います。