「児童養護施設等サポーター制度」の創設について

岐阜県では、県内の児童養護施設・乳児院や、その入所児童を企業等の協力を得て支援する「児童養護施設等サポーター制度」を創設しました。

児童養護施設や乳児院は、親からの虐待や、貧困などの理由で家庭における養育が困難な児童が入所している施設です。

乳児院は未就学児、児童養護施設は原則18歳未満を対象としており、岐阜県では、児童養護施設が10施設、乳児院が2施設あり、約550人の児童が入所しています。

これらの入所児童は、18歳になると退所し、自立して生活しなければなりませんが、その多くは虐待を受けた経験から心に傷を負い、自己肯定感を持てないために、就職してもすぐ離職するなどうまく社会に適合できないケースも多いようです。

そこで、岐阜県ではそれらの施設と入所児童の現状を県民の皆さんに知っていただくとともに、社会全体で応援する仕組みが必要であると考え、本制度を創設しました。

この制度は、職場体験、進学支援といった入所児童の生活・自立支援、飲食店におけるマナー教室、理美容店におけるメイクアップ教室など企業の特色を活かした支援をしていただくものです。

児童にとっては、職業観の形成や社会と関わる貴重な機会であり、施設にとっても、地域の皆さんに広く認識いただく機会であり、運営面等での支援にもつながると考えています。

県は、サポーター企業とその支援の取組みをホームページで紹介するほか、サポーター企業向けに毎月発行するメールマガジンで、各施設の紹介や入所児童の現状、必要としている支援内容を情報提供し、施設と企業のマッチングを行います。

岐阜県では、本制度に積極的に取り組むことで、児童養護施設等と入所児童を、社会全体で支援していきたいと考えています。