長崎から「日本遺産」に2年連続認定!

 煙突や窯跡が点在する三川内の街並み

 「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定するもので、平成27年度に創設された。本県からは日本遺産第1号として認定された「国境の島・壱岐・対馬・五島」に続き、今年度、「日本磁器のふるさと肥前」と「鎮守府(ちんじゅふ)横須賀・呉・佐世保・舞鶴」が認定された。

 日本における磁器生産発祥の地の「肥前」は、各産地が切磋琢磨しながら独自の技術を開花させ、我が国の暮らしに磁器を浸透させるとともに、海外からも賞賛を受けた。

 その代表的な産地として本県には三川内(みかわち)(佐世保市)と波佐見(はさみ)(波佐見町)がある。三川内では平戸藩御用窯(ごようがま)として将軍家への献上品など最高級品が生産され、透かし彫りや卵の殻のように薄い卵殻手(らんかくで)等が作られた。また、波佐見では巨大な登り窯により磁器の大量生産が可能になり、高価だった磁器を庶民の器として浸透させた。窯元の煙突やトンバイ塀が続く両産地の街並みは、400年にわたり脈々と続いてきた窯業の営みを物語る。

 一方、海軍の本拠地(鎮守府)が置かれた佐世保市は、明治時代、人と先端技術が集まり、急速かつ計画的に軍港都市づくりが進められた。造船を含む海軍関連施設、水道施設、鉄道等の近代化遺産とともに、海軍由来の食文化もまちに浸透し、今もなお、躍動した往時の姿を体感できる。

 本県の持つ歴史・文化の魅力をぜひ現地で感じていただきたい。

《問い合わせ先》

長崎県文化振興課

電話:095-895-2762