「長崎べっ甲」が国の伝統的工芸品に指定!

精巧に作られたかんざし

 1月26日、「長崎べっ甲」が国の「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に定める伝統的工芸品に指定された。長崎県内では、「三川内焼」と「波佐見焼」についで39年ぶり、3件目の指定となる。

 長崎べっ甲は、隋・唐の時代に中国で生み出された技術がポルトガル船やオランダ船を通じて伝来したのがきっかけで、17世紀後半から長崎で作られ始め、300年以上の歴史を持つ工芸品である。

 ウミガメの一種「タイマイ」の甲羅を主原料とし、厚みや色合いなどを職人の手作業で丹念に整えた緻密で精巧な技法が特徴であり、髪飾りなどの小物だけでなく、宝船などの大型の置物も製造されている。

 今回の指定により、原料確保のための研究や後継者育成などの面で国の補助が活用できる。後継者不足やワシントン条約でのタイマイの輸入禁止など、厳しい状況が続いているべっ甲業界にとっては嬉しい知らせとなった。

 べっ甲業界は今、大学や市民団体などを巻き込んで、多角的な視点から長崎べっ甲の魅力を発信すべく、PR活動を行っている。物産展等の催事の際は足を運んでいただき、長崎べっ甲の魅力に触れていただきたい。

《問い合わせ先》

長崎県食品産業・産地振興室

電話:095-895-2637