「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ「世界の記憶」に登録

朝鮮国信使絵巻(文化度)〔長崎県立対馬歴史民俗資料館 所蔵〕

(写真は、朝鮮国信使絵巻(文化度)〔長崎県立対馬歴史民俗資料館 所蔵〕)

 昨年10月31日、「朝鮮通信使に関する記録」がユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の「世界の記憶」に登録された。

 「朝鮮通信使に関する記録」は、1607年から1811年までの間に12回、朝鮮国からわが国へ派遣された外交使節団に関する資料で、日韓両国の民間団体(NPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会と財団法人釜山文化財団)により共同申請された。

 登録物件は111件333点(日本側:48件209点、韓国側:63件124点)で、Ⅰ外交記録、Ⅱ旅程の記録、Ⅲ文化交流関係記録に区分される。

 このうち、本県関係の資料は、全てⅡ旅程の記録で、①朝鮮国信使絵巻(上下巻)、②朝鮮国信使絵巻(文化度)、③七五三盛付繰出順之絵図、④馬上才図巻、⑤朝鮮通信使迎接所絵図の5件6点である。

 「朝鮮通信使に関する記録」には、多くの困難を乗り越え、長きにわたり朝鮮半島とわが国の友好関係を継続させた知恵と方法が凝縮されている。今後は、200年もの間、隣国同士の平和に貢献した朝鮮通信使の歴史的意義やその根底に流れる誠信交隣の精神を後世にしっかりと引き継ぐとともに、日韓両国国民の信頼と友好の絆がさらに強固なものとなるよう、引き続き地域間交流や民間交流の発展に取り組んでいく。

《問い合わせ先》長崎県国際課 TEL:095-895-2087