「琉球弧の葬墓制-風とサンゴの弔い-」

沖縄県立博物館・美術館では、平成27年度博物館特別展として、「琉球弧の葬墓制-風とサンゴの弔い-」と題した展示会を開催します。期間は平成27年9月25日(金曜日)から11月23日(月曜日)までです。

 本展示会では、奄美諸島から八重山諸島までの琉球弧において営まれてきた多様な葬墓制の文化について紹介します。火葬が普及する以前、すなわち昭和30年代頃までは、沖縄では主に風葬、与論島以北の奄美諸島では土葬が一般的でした。また、葬法は違えども、亜熱帯の気候と珊瑚礁の自然を利用して、死者を時間をかけて骨化させ、後に洗い清めて葬り直すという「洗骨改葬」の習俗もありました。

 こうした文化も、火葬への転換で徐々に姿を消し、戦後しばらく続いた葬墓制は、今まさにがらりと姿を変えています。

 本展示会では、先史時代から現代まで琉球弧の歴史の中で、とくに村の人々が協力して行っていた葬送儀礼を取りあげて葬具や映像で紹介します。また、洗骨儀礼や多様な墓の写真、墓室内を原寸大で再現した墓模型、洗骨した遺骨を納めた厨子(甕)など、原物資料約200点を集めた展示会になっています。

 ぜひこの機会に当館の博物館エリア3階、特別展会場へ足をお運びください。

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