重粒子線がん治療の保険適用と佐賀県のがん対策事業

 今や日本人の2人に1人がかかるといわれるがん。しかし、全がんの5年生存率は約6割、早期のがんであれば約9割となっており、もはや「不治の病」ではありません。
 がん治療は近年、様々な選択肢が増えており、2013年5月に産官学共同のプロジェクトとして、九州初の重粒子線がん治療施設『九州国際重粒子線がん治療センター』(サガハイマット)が佐賀県鳥栖市に誕生。平成28年度の治療患者数は651人となり、国内の粒子線がん治療施設の中で最多となりました。
 2018年4月1日からは、前立腺がんや頭頸部腫瘍の一部にも公的医療保険の適用が拡大。今までは先進医療の治療費として314万円が自己負担となっていたが、高額療養費制度を利用すれば、約10万円前後で重粒子線治療が受診できるようになりました。副作用が少なく通院治療が可能という特長があるため、働きながら・子育てしながらのがん治療として、今後ますますサガハイマットの担う役割は大きくなるでしょう。
 佐賀県は長年肝がんの粗死亡率が全国1位ということもあり、協会けんぽと連携し、職域の肝炎ウイルス検査費を無料化する事業のほか、胃がん対策として県内の中学校に在籍する中学3年生にピロリ菌の検査・治療を行う事業も実施しています。また、子宮がん検診の広域化など、女性が「がん検診」を受診しやすい環境づくりにも力を入れています。
 県民をがんから守り、がんになったとしても、社会全体で支え、安心して暮らしていける社会を目指していきます。
<問い合わせ先>
佐賀県健康増進課 がん撲滅特別対策室
電話:0952-25-7491 ファックス:0952-25-7268
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