新潟県のシンボル
県章
「新」を中心に「ガタ」を円形に模様化しました。融和と希望を象徴し、県勢の円滑な発展を託したものです。(昭和38年8月23日制定)
県のシンボルマーク
日本海大交流時代の拠点である新潟県の美しい文化や情報が世界に拡がっていく国際性・積極性を表現したものです。(平成4年3月27日制定)
県の花「チューリップ」
新潟県はチューリップ球根の生産発祥の地と言われており、今では県内で広く栽培され、諸外国にも輸出しています。切り花の生産量は日本一を誇ります。(昭和38年8月23日制定)
県の木「ユキツバキ」
新潟県で最初に発見されたユキツバキは、雪の中で緑をみせる生命力を持ち、県民性を象徴しているとも言えましょう。(昭和41年8月27日制定)
県の鳥「トキ」
日本産のトキは、メスの「キン」を最後に、平成15年10月に絶滅してしまいましたが、中国から贈られた「友友(ヨウヨウ)」と「洋洋(ヤンヤン)」のペアからの人工増殖は順調に進んでいます。(昭和40年9月13日指定)
県の石 翡翠
令和4年11月4日指定
提供:糸魚川市 提供:糸魚川市
(「県の石」指定の経緯)
糸魚川市の関係団体による請願が県議会で採択されたことを受け、関係分野の有識者からなる検討委員会において、「県の石」としての妥当性について検討を行いました。
検討の結果、本県の翡翠は歴史・文化、地質学の観点から独自性が高く、新潟県を代表する石といえることや、観光や学校教育での利活用に加え、新潟県民としての誇りや一体感の醸成にもつながることから、「県の石」としてふさわしいと検討委員会から報告があり、令和4年11月4日の指定に至りました。
(新潟県の翡翠について)
新潟県は国内最大の規模を誇るとともに、宝石の素材となる透明度が高い良質なヒスイが産出される唯一の産地です。
糸魚川市の小滝川や青海川のヒスイ峡は国の天然記念物であり、ユネスコ世界ジオパークの構成資産にもなっています。
国内の遺跡から出土した翡翠は全て糸魚川産であることが判明しており、なかでも糸魚川市大角地(おがくち)遺跡(縄文時代前期)からは、マヤ文明よりも古い、世界最古のヒスイ加工品が発見されています。そして、そのヒスイ加工品は、北海道から沖縄県まで全国的に流通したことが分かっています。
県の鑑賞魚 錦鯉
錦鯉<県の鑑賞魚> 平成29年5月5日指定
錦鯉 提供:鱗光
錦鯉養殖組合等による請願が県議会で採択されたことを契機に平成29年に指定されました。
新潟県は錦鯉の発祥地であり、経営体数も全国一を誇ります。交配や育成技術の向上により、現在では100種類を超える多彩な錦鯉が作り出されています。
国内だけでなく世界各国の人々が、「泳ぐ宝石」と称される錦鯉を芸術品として鑑賞しています。
錦鯉は新潟の自然と伝統が育んだ貴重な魚であり、新潟県を象徴する「鑑賞魚※」と言えます。
※一般的には「観賞魚」と表記しますが、錦鯉が美術的な価値があるという意味を含め、あえて「鑑賞」の文字を使用しています。