「里海創生支援海域」~中津干潟~

 大分県中津市の中津干潟が、環境省の里海(さとうみ)創成支援事業の対象として、全国4ヵ所のうちの1つに選ばれました。里海創成支援事業は、国の21世紀環境立国戦略に基づいて、自治体が地域と一体となり、環境の保全や海との共生に取り組んでいる海域を環境省が公募・選定し、その活動を支援する事業です。
中津干潟では、NPO法人水辺に遊ぶ会や県漁協中津支店などでつくる「中津干潟保全の会」が潮の干満の差を利用して魚を取る古式漁法「ササヒビ」の復活に取り組んでいます。「ササヒビ」とは、海辺に石垣を築いて魚を取る「石ヒビ」と同じ要領で、石の代わりに竹を使います。約12,000本の竹を「ハ」の字に並べ干満の差を利用して魚を突端の網に追い込む昭和30年代まで、中津干潟で行われていた伝統漁法です。
県は今後、中津干潟が選定されたことを受け、「ササヒビ」の復活支援や干潟観察会の実施、海の環境を学ぶための手引書の作成や学習会を行い、県民の理解を深め、豊かな里海の実現に向け取り組んで行きます。

中津干潟「ササヒビ」