日本・メキシコ友好四百周年記念「ドン・ロドリゴの幸運~交流の始まり~」を発刊

 来年2009年に、友好四百周年を迎える日本とメキシコの交流が、千葉県を舞台に始まったことをご存知でしょうか。
 江戸時代の慶長14年(1609)、フィリピン諸島臨時総督だったドン・ロドリゴたちを乗せたサン・フランシスコ号が、当時のスペイン領ヌエバ・エスパーニャ(現在のメキシコ)を目指して航海中、千葉県沖で遭難。上総国岩和田(かずさのこくいわわだ)村(現在の千葉県御宿(おんじゅく)町)の人々の献身的な救助活動により、317七人の乗組員が助けられました。この出来事は、その後、江戸幕府がとった鎖国政策のため、日本人の間ではあまり多くは語られず、交流も途絶えていました。
 この出来事が日本で再び知られるようになったのは、明治時代に不平等条約改正のため欧米を巡歴した岩倉具視(いわくらともみ)たちが訪問先で聞いたことがきっかけでした。その後、交流の気運が高まり、明治21年(1888)には両国の間で修好通商航海条約が結ばれたのです。
 そして、昭和3年(1928)にはこのロドリゴたちの出来事を記念し、友好を深めるための石碑が御宿町に完成。昭和53年(1978)には、当時のメキシコのロペス大統領が来県しています。
 千葉県では、本県の先人たちの献身的な偉業を、多くの皆さんに知っていただくとともに、メキシコとの交流を一層促進するため『ドン・ロドリゴの幸運~交流の始まり~』という物語を発刊しました。
 歴史的な事実に沿いながら、地元御宿の言い伝えなども取り入れ、興味深く読める物語になっています。また、挿絵を豊富に盛り込み、大人から子どもまで楽しく読んでいただけます。
 県内では、このほかにも、メキシコとの友好400周年に向けて、メキシコの歌手による日本語オペラ「夕鶴」公演なども行われています。
 千葉県では今後、関係機関と連携しつつ、積極的に交流事業に取り組んでまいります。

【お問い合わせ】
千葉県総合企画部報道広報課
電話番号 043-223-2042

chiba200811.JPG

「ドン・ロドリゴの幸運」の表紙