新潟県立大学が来春開学

 新潟県では活力ある地域社会の実現を担う人材の育成に向けて、平成21年4月に新潟県立大学を開学することになりました。
 この大学は、国際地域学部と人間生活学部の2学部から成り、基本理念として「国際性の涵養」「地域性の重視」「人間性の涵養」を掲げる男女共学の4年制大学です。
 グローバル社会における国際的な視野を持つとともに地域への深い理解を持ち、国内外を問わず人と人との交流・共生を進める際に必要な、豊かな人間性を備えた人材の養成を目指しています。
 新潟県は、これまで北東アジア地域と経済・文化交流を積極的に行ってきました。そして、経済成長著しいアジア諸国へ新潟県の農産物を輸出したり、友好県省関係にある中国黒龍江省との留学生の相互派遣や、さまざまな分野での交流を通じ、新潟県が北東アジアのゲートウェイとして発展することを目指しています。
 しかし一方で現在、新潟県は人口減少が続いており、少子高齢化も全国より早いペースで進んでいます。その最大の原因は、若者を中心とした人口の流出超過に歯止めがかからないことにあると推測されます。そのため、地域を活性化し、若年層を中心に人口の流出を止め、流入を促進することを県の最大の課題と位置付けています。
 新潟県にはコシヒカリを始めとする豊かな食や、トキの試験放鳥に象徴されるように自然環境にも恵まれています。これらの強みを生かして、子育てしやすく、健康で長生きできる環境を整え、住んでみたい、住み続けたいと人々から選ばれる地域づくりを進めるとともに、それらを担っていく人材の育成を進めていくことが必要です。
 今年、27年ぶりにトキが佐渡の大空を舞ったことは、私たちに自然との共生の可能性について明るい希望を示すものでした。来年は、新潟県に元気をもたらす学生が新潟県立大学に集い、地域社会に貢献しつつグローバルに活躍できる人材へと成長し、将来、トキのように力強い羽ばたきをみせてくれることを期待しています。

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来春開学する新潟県立大学