山梨県立文学館開館20周年記念事業

 山梨県立文学館は、平成元年の開館以来、山梨出身・ゆかりの作家や作品を紹介する文学館として親しまれ、今年の11月に20周年を迎えます。
 この節目を記念して、9月19日から11月23日まで、企画展「樋口一葉と甲州」を開催します。県立文学館では、一葉の両親が生まれ育った現在の甲州市を舞台とした小説「ゆく雲」の未定稿など、一葉に関する資料、約700点を所蔵しています。この8月には、代表作「たけくらべ」の主人公美登利を描いた、日本画家鏑木清方(かぶらききよかた)の少女画「大黒屋の美登利」を購入し、資料を充実したところです。
 今回の企画展では、この少女画を始め「ゆく雲」や「にごりえ」の草稿など約200点の資料とともに、逆境の中で人生を切り開き懸命に生きた女性樋口一葉の生涯を紹介します。
 また、20周年記念事業として、来年2月に展示室のリニューアルオープンを予定しています。現在、飯田蛇笏の資料を中心に展示しているコーナーを、新たに「飯田蛇笏・龍太記念室」として整備し、日本の俳壇に大きな足跡を残した飯田親子の業績を紹介します。
 さらに、樋口一葉や芥川龍之介の原稿を直接手にとって鑑賞できるコーナーを設置するなど、展示方法に工夫を凝らしていきます。また、写真パネルを増やしたり、作品の解説を大きく見やすいものにして、これまで以上に親しみやすく、わかりやすい文学館を目指していきます。
 是非、この機会に山梨県立文学館にお越しください。

お問い合わせ
山梨県立文学館
電話番号 055-235-8080

yamanashi200909.JPG
鏑木清方(かぶらききよかた)「大黒屋の美登利」画 山梨県立文学館蔵