「みんなにすすめたい一冊」を作成しました

 愛知県内の小中学校では、多くの学校で読書の時間を設けるなど、読書活動が積極的に推進されています。しかし、家や図書館などで全く本を読まない子どもも少なくありません。子どもたちが自ら読書に親しむためには、そのきっかけとなる魅力的な本や作家との出会いが必要だと考えます。
 そこで、愛知県教育委員会では、そうしたきっかけをつくり、読書好きの子どもたちを1人でも多く増やしたいと考え、小中学生に本を紹介する冊子「みんなにすすめたい一冊の本」を作成しました。
 この「みんなにすすめたい一冊の本」は、愛知県ゆかりの著名人から本が紹介されているという点で、全国に類を見ない図書紹介冊子と言えます。今回協力していただいた50名の著名人は、文化・芸術・スポーツ・学問・企業など、さまざまな分野で活躍されてきた方々で、全国的に知名度の高い方から、地域に根差して貢献されている方まで多彩な顔ぶれとなっています。それだけに、著名人からの本の紹介やメッセージを通して、本の内容を知るとともに、多種多様な考え方や感じ方に触れることができます。また、著名人からは、「小中学生へのメッセージ」として、自らの読書体験や人生経験などをもとにした思いや考えも語られており、書誌情報を掲載した図書紹介冊子にとどまらず、1冊の読み物としても利用することができます。
 愛知県在住のフィギュアスケート選手である浅田真央さんとレスリング選手の吉田沙保里さんは、「明日もまた生きていこう~十八歳でがん宣告を受けた私~」を紹介し、「夢を持って精一杯努力している主人公の姿に心を打たれた。みんなも夢を持ち、挑戦することを楽しんでみるといいと思う。」という内容のメッセージを送っています。また、名古屋市出身の女優竹下景子さんは、おすすめの作品を紹介するほか、「弱虫だった私に本が夢を与えてくれました。」と、読書を通して得たことを体験談として語っています。
 この冊子には、小学生版と中学生版があり、本の専門家と言える公共図書館からも年齢にあわせた図書が紹介されています。そのため、子どもたちはより多くの良書と出合うことができます。
 愛知県ではこの冊子を、県内各小中学校や市町村の図書館・市町村教育委員会に配布するとともに、県のホームページにも掲載しており、子どもたちが新たな一冊と出合い、図書への興味・関心を高めるきっかけとなるよう、学校や家庭、図書館などで活用しています。

「みんなにすすめたい一冊の本」(web版)
http://www.pref.aichi.jp/0000028123.html

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