県立こども歴史文化館が開館

 全国初の子ども向け歴史文化施設「福井県立こども歴史文化館」が11月28日、福井市内に開館。連日多くの子どもたちでにぎわっています。
 福井の子どもたちは、国の学力・体力に関する全国調査で、学力が3年連続、体力も2年連続で全国トップの好成績を収めています。こうした子どもたちが、郷土の歴史・文化、伝統、産業などに関心を深め、地域に縁のある先人たちの業績を学ぶことは、ふるさとを愛する心や福井人としての誇りを育てる上で大切なことです。館内には、福井の子どもたちが、福井の先人や歴史を楽しく学ぶための工夫が一杯です。
 さまざまな分野の歴史上の人物54人を選び紹介している『先人のひろば』。先人の成し遂げた成果、先人の気概や生き方を学ぶことは、子どもたちが高い夢や希望を持つための大きなきっかけにつながります。特に、本県が県内外でピーアールしている福井ブランドの「幕末ふくい」。幕末は福井が多くの人物を輩出し日本をリードした時代です。ここで活躍した松平春嶽や由利公正、橋本左内などを分かりやすい映像やパネル、実物資料や人形などを用いて親しみやすく紹介しています。
 歴史上の人物のほかにも、日本を代表する漢字研究の第一人者の白川静博士、ノーベル物理学賞を受賞した物理学者の南部陽一郎博士のお二人を『知の巨人』として紹介しています。
 「白川静・漢字ワールド」では、手のひらをスクリーンにして漢字の成り立ちをアニメーションで楽しく学べます。「南部陽一郎・科学ワールド」では、目に見えない素粒子の世界を3D映像で体験でき、南部先生のノーベル賞メダルの複製と学生時代の自筆ノートを見ることもできます。
 また、伝統産業や伝統芸能、文学・芸術、スポーツ、芸能などさまざまな分野で、今まさに活躍している現役の約30人の方を『達人のひろば』で紹介。「達人」には、子どもたちの前で巧みな技を実演していただいたり、夢の実現に向けた体験談を講演で伝えていただいています。
 県では、こども歴史文化館での「ふるさと教育」を通して、福井の子どもたちが大きな夢や希望・目標を持ち、日本の将来を担う人としてたくましく育っていくことを期待しています。

fukui201001.JPG
「白川静・漢字ワールド」の様子