がん予防・早期発見に向け民間企業と包括協定を締結

 「それでは、包括協定書への署名をお願いいたします。」
 新年を迎えたばかりの1月8日、合計4枚の協定書に、知事、そしてアフラック及び東京海上日動火災保険の代表者が、サインを終えたとき、一斉に報道カメラマンのフラッシュがたかれました。神奈川のがんの普及啓発活動が、新たなスタートを切った瞬間です。
 神奈川県ではこれまで、がんの予防や早期発見を推進する活動を県民運動と位置付け、県民に対してがんやがん検診受診等の普及啓発を進めてきました。しかし、県財政の逼迫とともに、普及啓発事業の予算は削減される一方、県の市町村がん検診受診率は、全国の中でも30位前後と低迷。県民ニーズ調査でも、がん検診への関心の低さがうかがわれる結果でした。
 そうした中で、まずは試行的に、二つの保険会社と、協働した普及啓発事業を実施してみました。
 マンモグラフィ車の展示とともに、県庁をピンクにライトアップするイベントを開催した際は、企業からの資金援助や広報面の支援のほか、多数の社員ボランティアの協力を得ることができました。また、企業が協賛する市民公開講座では、600人を超える参加者が熱心に耳を傾け、この会場で、県が、がん検診や受動喫煙防止を訴えるパンフレットを配布し、パネルを展示しました。どちらも、イベントとして盛り上がり、普及啓発事業として相応の効果が得られましたが、企業のPRなどは一切なく、CSRとしての企業活動を実感することができました。
 これらの実績から、今後、更に普及啓発を進めていくには、県のみならず、民間のこのようなネットワークやアピール力が大きな効果をもたらすと考え、今回の包括協定を締結することとしました。関連を有する企業と連携の輪を広げていくことも視野に入れ、継続的で計画的な協働の取組みの可能性に期待しています。

お問い合わせ
神奈川県保健福祉部健康増進課
電話番号 045-210-6359
HP http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kenkou/gan/index.html

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