「錦鯉発祥の地」新潟で日本一の美を競う

 去る2月6日、7日、新潟市の朱鷺メッセで国内最大規模の錦鯉の祭典「第41回全日本総合錦鯉品評会」が開催されました。全国各地から選りすぐられた1,593尾の錦鯉がその優雅さを競い、会場は国内のみならず全世界から訪れた錦鯉愛好家たちでにぎわいを見せていました。 
 今年の品評会は「新潟県中越地震復興記念」と冠され、全国有数の錦鯉生産地である中越地域を襲った中越大震災・中越沖地震からの復興のアピールと感謝のメッセージが込められていました。そのため、41回に及ぶ品評会の歴史の中でも初めて東京都以外での開催となりました。
 ところで、震災によって大きな被害を受けた本県の中越地域が、錦鯉発祥の地だということはご存知でしょうか。
 日本における鯉の飼育の歴史は古く、弥生時代には食用目的での飼育が行われていたと言われています。また文献上の最古の記録としては、日本書紀の中に鯉を観賞魚として楽しむ様子が書かれています。
 そうした鯉を「錦鯉」と呼ばれる華麗な姿に作り上げたのは江戸時代後期、越後の山古志二十村郷(現在の長岡市山古志、小千谷市周辺)の農民たちだったと言われています。突然変異で生まれた変種に、人工交配など改良を重ねて「紅白」と呼ばれる今日の錦鯉の基礎となる品種を産み出したのです。
 今回の品評会において総合優勝に輝いた錦鯉も「紅白」であり、時代は変わっても、その美しさが私たちに与える感動は不変と言えるのかもしれません。
 もうすぐ雪解けとともに、中越の里山にも春が訪れます。錦鯉たちも越冬施設から豊かな自然の中に身を移し、より一層、その美しさに磨きをかけます。
 皆さんも是非錦鯉のふるさと新潟にお越しいただき、錦鯉たちの美しさに触れてみませんか。

お問い合わせ
新潟県農林水産部水産課
電話番号 025-280-5315
全日本錦鯉振興会
電話番号 0258-83-3345

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         総合優勝に輝いた「紅白」